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ビットコイン、短期的な下落は調整の範囲内=25年が上昇サイクルのトップとなるか

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ヘッドライン

  • ビットコイン(BTC)価格は20日、6万1000ドル台まで下落し、このほどからの下落基調が続いている
  • クリプトクアントのキ・ヨン・ジュCEOは、ビットコイン市場は現物上場信託(ETF)によって支えられ、半減イベントではないとし、現在も強気サイクルの中にあると主張した
  • 投資会社のバーンスタインのアナリスト、ガウタム・チュガニおよびマヒカ・サプラアナリストによると、ビットコインは現在、一時的な買い時を迎えており、4月の半減期イベントを前に更なる価格の底固まりを予想している
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ビットコイン(BTC)価格は20日、6万1000ドル台まで暴落し、下落が続いている。アナリストらはこの下落を健全な調整の範囲内と説き、25年の最高値に向けたサイクルの蓋然性を解説した。

当社ニュース部門の最高責任者アリ・マーチン氏はグラスノードのオンチェーンデータを引き合いに、ビットコインの主要サポートレベルは6万1100ドル、5万6685ドル、5万153ドルであり、レジスタンスは6万6990ドルと7万2880ドルであると示唆した。

関連記事:ビットコイン、日本での保有率は15%にとどまる=BTC価格は20万ドル台へ

クリプトクアントのキ・ヨン・ジュCEOは、ビットコイン市場は現物上場信託(ETF)によって支えられ、半減イベントではないとし、現在も強気サイクルの中にあると主張。半減後はマイニング・コストが倍増し、マイナーは採掘の利益を維持するため特定の価格を維持せざるを得なくなるが、1ビットコインあたりの直接コストは約3万7000ドルに上昇するものの、6万3000ドルではもはや問題ではないと分析。同社リサーチ部長のジュリオ・モネロ氏は、6万5000ドルの上昇以降、過熱した強気フェーズにあったと指摘した

ビットコインアナリストのウィリー・ウー氏は、ビットコインマクロインデックスの上昇ペースを見ると、2024年半ばにトップに達し、2013年のようなダブルポンプサイクルが見られるかもしれないと予測。次のトップは2025年になる可能性があると示唆した。

サンティメント、アルトコインは十分な下落が示された

暗号資産分析会社サンティメントによると、ビットコインが6万1700ドルの過去2週間の最低値に続落した際に、MVRVオポチュニティ&デンジャーゾーンモデルは、中期的な取引リターンのために多くのアルトコインが十分に下落したことを示していると主張。クリプトのようなゼロサムゲームでは、セクターの残りの部分と比較して最小限のリターンを持つプロジェクトは、最も下落しているプロジェクトに「買い」を入れることを望んでいる人々にとって、より効率的なリバウンドの可能性が高いと説いた。

関連記事:ビットコイン価格予測|2024年・2025年・2030年

ビットコイン分析ツールLook into Bitcoinのフィリップ・スウィフト創設者は、ファンディングレートの重要性を軽視するリスクに警鐘を鳴らし、「昨今のETF流入による興奮と気を散らされがちだが、ファンディングレートは徐々に上昇している」と述べた。一般に資金調達率がプラスで上昇しているということは、市場が強気ムードであるか、レバレッジが強気に偏っていることを示している。

最近のビットコイン価格下落は調整にすぎない=25年には15万ドルの可能性も ー バーンスタイン分析

投資会社のバーンスタインのアナリスト、ガウタム・チュガニおよびマヒカ・サプラアナリストによると、ビットコインは現在、一時的な買い時を迎えており、4月の半減期イベントを前に更なる価格の底固まりを予想している。同氏らはこの後に強気市場が続くと見ている。最近の1万ドルの後退は、7万3000ドルの最高値から約6万3000ドルへの一時的な調整であり、これは半減期イベント前の買い時と解釈されると指摘。同氏らはまた、ビットコインと暗号資産エコシステム全体に対して、18ヶ月のクロスサイクルの機会を見ていると顧客へのメモで述べている。

アナリストはさらにETFの流れは市場の動きに反応的であるが、歴史的にビットコインの価格は半減期前に固まり、現物ビットコインETFの承認への期待と1月11日以来の大規模な純流入後のラリーが見られると示唆。最近の価格の動きは驚くべきものではなく、調整はビットコインが2025年のサイクル高として15万ドルに向かっているという見方に影響しないと主張した。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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