分散型SNSサイバーコネクト(CyberConnect)の暗号通貨(仮想通貨)CYBERは4日現在、コインマーケットキャップによれば6.84ドルで取引されており、2日に付けた最高値15.9ドルから半値以下に下落した。暗号通貨CYBERは国内取引所での取り扱いはなく、海外取引所のMEXCやバイナンスで上場している。
8月29日午後時点では3.65ドル付近で取引されていたが、その後急騰。CYBERは22日、韓国の暗号資産取引所Upbit Koreaに上場した。同日、海外の暗号資産マーケットメーカーDWF Labsがバイナンスから17万CYBER(77万ドル相当)を出金したことがオンチェーン上で観測されていた。31日から2日にかけて、同取引所では一時75%のプレミア価格で取引されていた。これを受け運営側はCyber DAOで[CP-1] CYBERマルチチェーン流動性バランス提案を導入。提案の主な目的は、ETH、OP、BNBの3つのネットワークにおけるCYBERトークンの流動性を最適化するためにブリッジを設定し、ユーザーと取引所間でのトークンの不均等な分布に対応することだった。しかし、コミュニティトレジャリーで解放されたCYBERの量に関する誤りがあったため、提案は無効となった。
同社は初回の提案にミスがあったことを認め、それが市場不安につながったという。この失敗を受けて、新しいセーフガードと改訂された提案が近日中に発表される予定だ。運営側は今回の急落に関し、価格操作は行なっていないと強調している。
CYBER側は以下の手段で問題を解決し、再発防止を図る予定だ:
- 新しい提案がCyber DAOに導入され、Ethereum、Optimism、BNB ChainでCYBERトークンの移動が可能になるようコミュニティの承認を得る。この提案には複数日の投票期間が設けられ、詳細な審査と議論が行われる。
- ブリッジを展開する前に外部の信頼性のある専門家によるセキュリティ監査が行われ、コミュニティ資金の安全を確保する。
- DuneダッシュボードでCYBERの供給量と流通状況、及びマルチシグウォレットの情報をリアルタイムで表示する。
サイバーコネクトは2021年に始動した自分のデジタルID、コンテンツ、コネクション、インタラクションを所有できる分散型ソーシャルプロトコル。サイバーコネクトの利用には「プロフィールNFT」が必要となり、現在の登録プロフィール数は126万アカウントを超える。5月にCYBERトークンのパブリックセールを実施したところ即完売した。
Trusted
Follow us on:
X(Twitter):@BeInCryptoJapan
Telegramチャンネル:@BeInCrypto Japan オフィシャルチャンネル
免責事項 - Disclaimers
当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。