イーサリアム（ETH）はこのほど、ステーキング量が2350万ETHを超え、最高値を更新。イーサリアムブロックチェーン上にステーキングされているETHの数は、すべての暗号通貨取引所で保持されているETHの総量を超えようとしている。
暗号資産分析サイトのDune analyticsによれば、2021年11月にETHの価格が最高値の62万8200円（4,400ドル）に達した際のステーキング量は約2兆1450億円（150億ドル）、820万ETHだった。現在、ETH価格は26万7410円（1,870ドル）で、2350万ETH、つまり約6兆2072億円（434億ドル）以上がネットワークのセキュリティ確保に使用されている。
現在のETHの総循環供給量は約1億2,020万ETHであり、ステーキングされているETHはオンチェーン上の全ETHの約19.4%を占める。シャンペラアップグレード以来、ステーキングサービスへの流入量は約366万ETHを超えている。現在のステーキング年利率は5.98％である。
ステーキングは、ネットワークのセキュリティに寄与し報酬を得るために、プルーフ・オブ・ステーク（PoS）ブロックチェーンに暗号通貨をロックするプロセス。これによりユーザーはパッシブインカムを得ることができる。ステーキングの参加者が増えるほど、ブロックチェーンの堅牢性は向上する。
イーサリアム15日に行われたコア開発者会議で、イーサリアムファウンデーション研究者マイケル・ノイダー氏は32ETHの最低保有要件を維持し、最大バリデーターバランスを32ETHから2048ETHに増加させる提案を行った。8日には、次期アップグレードDenCunのアップグレード内容が決定していた。同アップグレードは2023年末までに実装予定とされている。
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