ドイツ情報機関、ゲームズコム2026でサイバー人材獲得

  • ドイツの情報機関BNDは、2026年にケルンで開催されるゲームズコムに採用ブースを設置する。
  • ブースでは、5段階のサイバー課題により来場者の実際のハッキング技術を試す。
  • Xbox、任天堂、ソニー、EAなど、1,600社を超える出展者が参加する。
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ドイツ連邦情報局(BND)は、ゲームズコムでハッカーを探している。BNDはケルンで開幕するこのゲーム見本市にキャリアブースを出展し、来場者に5段階のサイバーセキュリティチャレンジを体験してもらう。

本日夜にオープニング・ナイト・ライブが今週の幕を開ける。一般展示は水曜日から日曜日までとなり、67カ国から1600社超の出展者が参加する。

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BNDがGamescomでサイバー人材を探す理由

BNDが求めるのはプログラマー、アナリスト、サイバー専門家だ。だからこそ、週末にその層が集まる場所に赴く。昨年は約35万人が来場した。

出展企業リストを見れば、その魅力が分かる。Xbox、任天堂、ソニー、エレクトロニック・アーツ(EA)に加え、HoYoverse、CD Projekt Red、SEGA、バンダイナムコ、NetEase Gamesも出展する。

Gamescom 2026のハイライト
Gamescom 2026のハイライト 出典: Gamescom Global

注目の初公開タイトルは「ペルソナ4 リバイバル」や「マーベル・ライバルズ」から「Nintendo Switch Sports Resort」まで多岐にわたる。結果として、BNDは数十万単位の技術力に優れた来場者の中で人材を探す。

主催者は今回初めて展示スペースを完売し、23万3000平方メートルを埋めた。土曜日のチケットは開場前に完売した。

「ゲーマーと、われわれが求める重要な人材には大きな重なりがあると見ている。彼らはテクノロジーに強く、異なる役割にも挑戦したがる」BND広報担当ジュリア・リナー氏、今週の報道より

今このタイミングが重要だ。欧州各国の情報機関は、採用スピードを上回るペースで拡大する国家主導のサイバー攻撃に直面している。例えば、中国系グループは、AIツールに定型業務を任せることで、攻撃回数を倍増させた。

北朝鮮はもう一つの問題を象徴する。研究者は最近、偽のDeFiスタートアップを設立し、内部監視のため北朝鮮出身とみられる開発者3人を雇った。

5段階サイバーチャレンジの実際の評価内容

BNDの計画についての報道によれば、実践的なセキュリティ課題を中心に5つのステーションが用意されているという。採用担当者は、誰が最初に終えるかよりも応募者の思考過程を重視して観察する。

BND自体の案内は控えめだ。同機関の公式イベント情報でも「ぜひ立ち寄って、ドイツ連邦情報局でのキャリアを見つけてほしい」と呼びかけている。

ただし、競合も近くのホールに集結する。Xbox、任天堂、EAも同じ技術者を探し、官公庁では民間より好条件を提示しにくい。このため、BNDは「待遇」より「仕事そのもの」に価値を置いて売り込む。

防御サイドの人材は金融分野でもなお不足している。PeckShieldによると、暗号資産プラットフォームが6月に40件のハッキングで7587万ドルを失った。またバイナンスのセキュリティ責任者も、今日資産流出に使われるのは量子コンピュータでなく、フィッシングや盗まれた認証情報だと指摘する。

ゲーム業界も独自の警告を発している。トレーディング企業Caladanの2026年調査によれば、Web3ゲームプロジェクトの約93%が事実上停止状態にある。技術系人材の移動スピードの早さが際立つ。

BNDは採用数を公表しないため、効果は公開されない。それでも、このブース設置は、ドイツが犯罪組織も狙う同じ人材獲得競争に本格参入している実態を示す。他の欧州諸国の情報機関が来年以降Gamescomに参加するかどうかが、この試みの成否を占う物差しとなる。


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