グレースケール・インベストメンツは、スマートコントラクト・ファンドの最大保有銘柄にBNB(BNB)を指定した。30.6%の比率を割り当て、イーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)は首位から外れた。
この順位変動は、資産運用会社グレースケールの2026年第2四半期のリバランス(8月5日発表、8月3日適用)で反映されたもの。グレースケールは複数の既存資産を削減し、新たなポジション取得の原資とした。
BNB取得で構成変化
スマートコントラクト・ファンドは、浮動株時価総額に基づき構成比率に上限を設けたポートフォリオで主要スマートコントラクト・プラットフォームへの投資機会の提供を狙う。グレースケールは四半期ごとに構成銘柄を見直し、インデックスルールに従い保有調整を行う。
前回のリバランスでは、ETHが30.14%で首位、SOLが29.69%で僅差の2位だった。カルダノ(ADA)が18%付近で3位に位置した。
第2四半期の見直しで様相が一変した。BNBは30.6%で首位に入り、ETHは29.47%、SOLは29.15%に下げた。上位2銘柄の比率はほとんど動かなかったが、首位を明け渡した。
「グレースケールはGSCファンドのポートフォリオについて、既存コンポーネントを各ウェイトの比率に応じて売却し、得られた現金でBNBを購入した」と開示資料は述べた。
カルダノは最も大きな減少に見舞われた。5月時点で17.96%だった比率は8月に4.88%まで下落。ヘデラ(HBAR)、アバランチ(AVAX)、スイ(SUI)も大幅削減され、それぞれ2.1%未満となった。
グレースケールのDeFi・AIファンドも構成変更
リバランスは分散型金融(DeFi)ファンドにも及んだ。オンド(ONDO)は、現実資産のトークン化を軸としたプロトコルで、19.83%から25.44%へ急伸。Aave(AAVE)を抜き第2位に浮上した。
グレースケールはユニスワップ(UNI)を売却したが、トークンは首位を維持し34.16%。他ファンド構成銘柄への資金振り分けも実施した。
四半期ごとの見直しは、従来よりも対象ファンド数が2本から3本へ拡大。グレースケールの分散型AIファンドでは、NEARプロトコル(NEAR)が31.35%で主導。他の主要銘柄はビッテンソー(TAO、29.15%)、レンダー(RENDER)、ファイルコイン(FIL)など。
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