Hyperion DeFiは2026年第2四半期、過去最高となる3100万ドルの利益を計上した。これは3カ月前の880万ドルからほぼ4倍となる水準。 利益のほぼ全ては、同社のHyperliquid(HYPE)トレジャリーから得た収益によるもの。
ナスダック上場の同社は、デジタル資産トレジャリー(DAT)企業の多くが同期間に大幅な損失を計上する中、異例の存在となっている。ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)がともに下落したため。
HYPE上昇で2四半期連続の最高益
トレジャリー収益は四半期中に5480万ドルとなり、第1四半期の2150万ドルから増加した。ダラス拠点の同社は、かつてアイケア企業アイノビアとして運営していたがHYPEトレジャリーへと転換した。第2四半期末時点で204万トークン、1億3260万ドル分を保有している。トークン保有数は、2025年6月以降で56%増加した。
「我々のモデルはもはや投資家に想像を求める概念ではなく、現実となった」と決算報告書は記している。
発表によれば、期間中1トークン当たりの価値は36.6ドルから65ドルへ上昇した。HYPEはその後下落し、56ドル付近で推移しており、時価総額は約125億ドル。
本業の業績も改善した。調整後粗利益は20%増の115万ドル。株式報酬を除く営業費用は21%減の230万ドル。
他社トレジャリーは依然大幅な含み損
この分野の他社とのコントラストは鮮明。最大の法人ビットコイン保有企業であるストラテジー(旧マイクロストラテジー)は、同四半期で82億2000万ドルの純損失を計上した。ビットコイン保有分の未実現損失83億2000万ドルが原因。
SharpLinkは3億9430万ドルの損失をイーサリアムの評価減で計上した。いずれも健全価値会計によるもので、企業は四半期ごとに保有資産を市場価格で評価する義務を負っている。
この仕組みは上昇・下落の両面で作用する。Hyperionが利益を計上した理由は、他社が損失を計上した理由と同じであり、選択した資産の価格が上昇したため。
Artemisのデータによると、HyperionとHyperliquid Strategiesのみが、現時点で含み益のあるDAT車両となっている。いずれもHYPEを保有している。
一方、Hyperion株は水曜日に2.69ドルで取引を終え、1.89%高と決算発表前に上昇。その後、時間外取引で5.53%上昇し2.84ドルとなった。ただし、HYPDは本年約24%下落している。
同社は2026年の調整後粗利益として500万~700万ドルを見込む。また年内に営業キャッシュフローが黒字化する見通し。
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