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仮想通貨レンディングの仕組みや国内サービスについて

14 mins

ヘッドライン

  • 仮想通貨のレンディングとは、保有している仮想通貨を取引所などに預けて利益を得る仕組み
  • レンディグには、手間をかけずに資産を増やすことができるなどのメリットがある
  • しかしリスクもあるため、リスクをしっかり考慮した上で、利用するのがオススメ

レンディングとは、保有している仮想通貨(暗号通貨)を取引所やサービスなどに貸し付けることで、貸借料を得られる仕組み。近年、暗号通貨の価格が高騰したことで、レンディングへの注目が高まっています。

そこで本記事では、暗号通貨レンディングの仕組みや国内サービスについて解説します。レンディングに興味がある人はぜひ最後までご覧ください。

仮想通貨のレンディングとは?

暗号通貨のレンディングとは、保有している暗号通貨をレンディングサービスなどの第三者に貸し付けることで、貸借料を得られる仕組みのこと。

暗号通貨を保有しているだけでなく、貸し出すことで利益を得ることができ、利用するサービスや取引所によってレンディングの条件が設定されています。貸し出し期間や利率、貸し出せる通貨などが異なり、例えば、SBI VCトレードでは、全20銘柄のレンディングが可能で、1〜3%など、比較的高い利率を付与しているのが特徴。

レンディングサービスは、海外の取引所で活発に利用されているサービスですが、日本のWeb3国家戦略による追い風もあり、日本国内でも利用できるレンディングサービスが増えてきました。レンディングをうまく活用すれば、資産を効率的に増やすことができますが、リスクもあるため、リスクを理解した上で、利用するのがオススメです。

仮想通貨レンディングの仕組み

納税義務の発生

暗号通貨レンディングの仕組み(手順)は以下の3つのステップで構成されます。

  • 暗号通貨の預け入れ
    ユーザーは、自分の暗号通貨をレンディングプラットフォームに預ける
  • 貸出の実行
    申し込みの際には、貸出期間や貸出量などを指定。貸出期間は、1日、1週間、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年など、取引所によって異なります。その後、レンディングプラットフォームは、預けられた暗号通貨をDeFi等で運用
  • 利息の受取
    貸し出された暗号通貨に対する利息が発生し、貸出期間完了後、貸し手に利息が還元される仕組みです

仮想通貨レンディングのメリット

レンディングのメリットについて解説します。

  • 手間をかけずに資産を増やすことができる
  • 銀行預金よりも高い利回りが期待できる
  • 少額から始めることができる

レンディングのメリット①:手間をかけずに資産を増やすことができる

レンディングは、保有している暗号通貨を貸し付けるだけのシンプルな仕組みのため、運用の手間がほとんどかからないのが特徴。暗号通貨の売買のように、チャート分析や注文のタイミングを気にする必要はなく、取引に必要な時間も取られません。

また、レンディング期間中は通貨の価格変動の影響を受けないため、資産を減らすリスクを抑えることができます。

レンディングのメリット②:銀行預金よりも高い利回りが期待できる

日本の銀行預金の金利は、0.001%前後と非常に低いのが現状ですが、レンディングの金利は、取引所や銘柄によって異なりますが、年率0.1%~5%程度と比較的高くなっています。

暗号通貨の価格変動リスクは伴いますが、長期的な視点で運用すれば、銀行預金よりも高い利回りが期待できるのが特徴。

レンディングのメリット③:少額から始めることができる

多くのレンディングサービスは、最小限の部分的なコインを持って参加できるように設計されており、一定量のコインが必要な場合も、その金額は非常に小さいです。レンディングの最低必要額は、取引所によって異なりますが、数千円程度から始められる場合もあります。

多額の資産を保有していなくても、レンディグ可能であるため、初心者の方でも投資のハードル低く、無理なく始められるのがメリットです。

仮想通貨レンディングのデメリット

レンディングのデメリットについて解説します。

  • 取引所やサービスの破綻リスク
  • 貸し付けている通貨の価格変動リスク

レンディングのデメリット①:取引所やサービスの破綻リスク

取引所やレンディングサービスが破綻した場合、貸し付けた暗号通貨が返還されないリスクがあります。

2022年は、暗号通貨取引所の破綻が相次ぎ、アメリカの暗号通貨取引所「FTX」や「セルシウス」が破綻し、預け入れされていた暗号通貨の引き出しが停止されました。

レンディングサービスを利用する際には、取引所やレンディングサービスの信頼性を確認することが重要。また、取引所やレンディングサービスが破綻した場合に備えて、貸し付ける暗号通貨の割合を少なくしておくことも検討しておきましょう。

レンディングのデメリット②:貸し付けている通貨の価格変動リスク

レンディングの貸し付け期間中は、貸し出している通貨を引き出すことができません。そのため、貸出期間中の通貨の価値が下落し、売却をしようとしても売却ができません。

長期的に保有することを前提とした通貨であれば、問題ありませんが、高値で売却しようとしている通貨のレンディングには向いていないため、その点には注意しましょう。

国内の仮想通貨レンディングサービス

国内のレンディングサービス3つを紹介します。

  • HashHubレンディング
  • ビットレンディング
  • 各取引所のレンディングサービス

国内のレンディングサービス①:HashHubレンディング

HashHubレンディングは、HashHub株式会社が運営するレンディングサービス。専門家が暗号資産をDeFi・アービトラージなどで高度に活用し、貸借料というかたちで利息が支払われます。

毎月の貸借料は残高に自動組入され、複利形式で資産形成でき、いつでも返還を申請できるのが特徴。口座開設や本人確認は、Webサイトから簡単に行うことができ、暗号通貨の送付は、ハッシュハブの指定アドレスに送付する形になります。

国内のレンディングサービス①:ビットレンディング

ビットレンディングとは、暗号資産を貸し出して金利を得ることができる国内のレンディングサービス。ビットレンディングで暗号資産を貸し出すと、国内最大利率の年利10%で増やすことができます。

ビットレンディングは、シンプルで簡単な手続きでご利用することができ、貸出した資産には月毎に貸借料が付与される仕組み。貸し出した資産は業界最速となる「請求から7営業日」で返還され。また徹底したセキュリティ対策を実施しているのが特徴です。

国内のレンディングサービス①:各取引所のレンディングサービス

レンディングサービスだけでなく、国内の暗号通貨取引所でもレンディングは可能です。

  • SBI VCトレード
  • bitbank
  • GMOコイン
  • Coincheck

などでもレンディングが可能。取引所で口座開設を行い、日本円を入金し、暗号通貨を購入。取引所の内のレンディング申請画面にて、申請期間と預け入れ金額を入力することで、レンディングを利用できます。取引所ごとで、年利や最低必要金額、貸出期間が異なるため、自分にあった取引所でレンディングを行うようにしましょう。

まとめ:レンディングを使うことで、効率的に資産を増やせる

暗号フロー, ビットコイン(BTC)

本記事では、暗号通貨レンディングの仕組みやそのサービスについて詳しく解説しました。レンディングは、手間をかけずに資産を増やすことができる、銀行預金よりも高い利回りが期待できる、少額から始めることができるといったメリットがあります。

ただし、価格変動リスクや取引所の倒産リスクなどのデメリットもあるため、利用する際には注意が必要です。レンディングを利用するかどうかは、ご自身の投資目的やリスク許容度を踏まえて検討してみてください。

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Ikkan Kawade
2020年よりBTC投資をはじめる。同時に、暗号資産ブログとSNSの運用を開始。DeFiでの資産運用・Play to Earnゲーム・国内NFTへの投資も積極的に行う。メタバースに深い関心があり、「メタバースへの移住」が目標。
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