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イーサリアムのマイニングに参加する方法

13 mins

ヘッドライン

  • イーサリアムマイニングとは、イーサリアムのブロックチェーンを支えるバリデーターとなり、報酬を得るための活動
  • しかしPoSマイニングに参加するには、最低32ETHのETHを準備する必要があり、現実的ではない
  • LidoやETH 2.0流動性ステーキングといったサービスを使うことで、個人で気軽にマイニングに参加できる

イーサリアムのマイニング方法はPoSに移行したことでステーキング報酬を得ることが可能になりました。しかし、マイニングに参加するには現状は32ETH以上が必要とされており、個人で参加するには現実的ではなく、ETHのステーキングサービスに参加する方法がベストでしょう。

そこで本記事では、イーサリアムのマイニングに参加する方法、ステーキングサービスについて解説します。イーサリアムのマイニングに参加してステーキング報酬を得たい人は、ぜひ最後までご覧ください。

イーサリアムの特長

イーサリアムは、DAppsを構築するためのプラットフォーム。DAppsとは、中央管理者が存在せず、ネットワークに参加するすべてのユーザーによって運営されるアプリケーションのことでETH(イーサ)とは、イーサリアムのネイティブトークンになります。イーサリアムの主な特徴としては、以下です。

  • スマートコントラクトが実装されている
  • DApps(分散型アプリケーション)のサポートができる
  • 発行上限なしの暗号資産

イーサリアムの最大の特徴は、スマートコントラクトと呼ばれる機能。スマートコントラクトとは、契約内容をコード化し、ブロックチェーン上に記録することで、仲介者なしに自動実行される契約を実現するものです。スマートコントラクトは、金融、不動産、医療など様々な分野での活用が期待されており、従来のビジネスモデルを大きく変革すると示唆されています。

例えば、イーサリアム上で開発されたDeFiは「Web3型の銀行」と呼ばれており、スマートコントラクトによって取引の決済や出金などが完全に自動化されています。

なお、イーサリアムには、世界中の開発者からなる活発なコミュニティが存在しており、技術的な議論や情報共有、DAppsの開発など、イーサリアムの発展に貢献しています。この開発者コミュニティの規模と活発さは、他のコインにはないイーサリアムの強みと言えるでしょう。

イーサリアムのマイニングに参加する方法

イーサリアムはPoS(プルーフ・オブ・ステーク)と呼ばれるマイニング方式を採用しています。PoSでは、マイニング機器ではなく、ETHをステーキングすることで、ネットワークの運営に貢献し、報酬を得ることができる仕組み。

イーサリアムのPoSマイニングに参加するには、以下の準備が必要です。

  • 32ETH以上のETHを準備する
  • Validatorソフトウェアをインストールする
  • ETHをValidatorノードにステーキングする
  • ネットワークに接続する

現状、PoSマイニングへの参加は、高額なETHを準備する必要があるため、多くの個人投資家にとってはハードルが高く現実的ではないと言えるでしょう。イーサリアムのPoSマイニングには、以下のようなメリットとデメリットがあります。

メリット

  • PoWマイニングに比べて電力消費量が大幅に少ない
  • マイニング機器の購入が不要

デメリット

  • 参加には32ETH以上のETHが必要
  • 報酬はマイニングプールに参加した場合よりも少ない
  • Validatorノードの運用の知識が必要

イーサリアムのマイニングに参加できるサービス

イーサリアムETF

イーサリアムのマイニングに個人投資家でも気軽に参加できるサービスをご紹介します。

  • Lido
  • ETH 2.0流動性ステーキング

イーサリアムのマイニングに参加できるサービス①:Lido

Lido(リド)とは、イーサリアム2.0へのステーキングを簡単に行うことができるサービス。Lidoを利用することで、ユーザーは32ETH以上を保有していなくても、イーサリアム2.0にステーキングすることができ、その利便性の高さから、現在最も人気のあるステーキングサービスの1つとなっています。Lidoの特徴3つは、以下です。

  • 32ETH未満でもステーキングに参加できる
  • テーキングしたETHと同等のstETHトークンを受け取れる
  • stETHトークンはステーキング報酬に応じて自動的に増加する

ETHのステーキングをより手軽に行えるようにすることを目的としており、ステーキングに必要な最低限の量を低く抑えています。Lidoを利用することで、ETHのステーキングに必要な技術的な知識やセキュリティリスクを回避することができるメリットもあるため、個人投資家にオススメのマイニングサービスです。

イーサリアムのマイニングに参加できるサービス②:ETH 2.0流動性ステーキング

ETH2.0流動性ステーキングは、Bybitが提供するイーサリアム2.0に簡単に接続できるサービス。最大7%の年間収益率を得ることができ、Bybitでも人気のあるサービスです。Bybit上でETHをステーキングすることで、自動的に1:1の比率でETHがstETHにスワップされ、その後、Bybitアカウント内に保有するstETHの量に応じて、毎日報酬を得ることができます。

ステーキングの年換算利回りは日々変動し、ステーキング報酬は 毎日直接アカウントに入金されます。BybitETH2.0流動性ステーキングの始め方は以下です。

  1. Bybitで口座開設する
  2. Bybitに暗号資産を送金&購入
  3. メニュータブから「ファイナンス→資産運用→ETH2.0」を選択
  4. 「今すぐ預ける」を選択し、完了

イーサリアムに関する最新情報

イーサリアム最新情報①:4.5兆ドルの巨大投資会社フィデリティのイーサリアムETF申請

4.5兆ドルもの運用資産を持つ巨大投資会社フィデリティが、SEC(米国証券取引委員会)にイーサリアムETFの申請を行いました。すでに米国初ではビットコインETFの承認を得ており、今回のイーサリアムETF申請が認可される可能性も高いと言えます。

注目すべき点は、フィデリティが申請したイーサリアムETFには「ステーキング」機能が搭載されていること。フィデリティ・イーサリアム・ファンドはステーキングを伴うスポット・イーサリアムETFの提案をSECに提出を行っており、ETFとステーキング機能の組み合わせは、多くの投資家を引きつける要因になるはずです。イーサリアムETFの申請が認可されれば、価格にも影響されるため今から関連動向をチェックしておきましょう。

イーサリアム最新情報②:イーサリアム規制の不確実性で過去最大規模の取引所流入

イーサリアム関連の規制の不確実性からETH価格が下落しています。2023年3月14日、イーサリアムのトークンが大量に取引所に送られ、2022年9月以降で最大規模の流入であったとされています。

イーサリアム財団は、SECから調査を受けているとの報道があり、SECがイーサリアムが証券に該当するかどうかを調べている状況。これらの要因から、投資家はイーサリアムを売却し、安全資産に避難する動きになっています。

その結果、イーサリアム価格は過去1週間で10%下落し、3,371ドルまで下落しました。イーサリアムのファンダメンタルズは依然として強固であると分析されていますが、規制の不確実性が今後も続くようであれば、イーサリアム価格はさらに下落する可能性があるでしょう。

まとめ:イーサリアムのマイニングに参加して収益化しよう

テザー・ホエール・ステーブルコイン・バンク

本記事ではイーサリアムのマイニングに参加する方法について解説してきました。イーサリアムマイニングとは、イーサリアムのブロックチェーンを支えるバリデーターとなり、報酬を得るための活動です。「The Merge」と呼ばれるアップグレードにより、従来のPoWマイニングから、より環境負荷の低いPoSマイニングへと大きく変化しました。

しかし、PoSマイニングに参加するには、最低32ETHのETHを準備する必要があり、個人だ参加するにはハードルが高く現実的ではないと言えるでしょう。本記事で紹介した2つのサービスを活用することで、気軽にステーキングを行いながら、マイニングに参加することができます。イーサリアムマイニングに参加して報酬を得たい人は、ぜひ本記事を参考にしながら収益化してみてください。

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Ikkan Kawade
2020年よりBTC投資をはじめる。同時に、暗号資産ブログとSNSの運用を開始。DeFiでの資産運用・Play to Earnゲーム・国内NFTへの投資も積極的に行う。メタバースに深い関心があり、「メタバースへの移住」が目標。
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