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XRP価格予測 2025/2030/2035

20分
投稿者 Shota Oba
編集 Shigeki Mori

2024年8月にSEC訴訟で法的解決策を勝ち取った後、価格は同年11月に急騰。25年1月には3.3ドルの高値をつけ、7年ぶりの最高値更新への期待感が高まっています。

そこで、本記事では、「リップルの2024年・2025年・2030年の価格予測」を行います。リップルに興味がある人や、今後投資を検討している人は、ぜひ最後までご覧ください。

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2024年のXRP相場

2024年、XRPにとって波乱の幕開けとなりました。まず、リップル社は10億XRPトークンをアンロックし、その20%を流動資産口座に移しました。さらに、その20%のうち80億XRPが、匿名のウォレットへ移動されたのです。

この動きは、市場全体を巻き込んだ売り圧力への懸念を呼び起こしました。活況する市場環境にもかかわらず、XRPが低迷している理由の1つと考えられます。

ただし、同大量移転が実際に売却を意味するわけではないことに注意が必要です。公式トークン移転に加え、著名なXRPウォレットも2600万XRPトークンを売却したことが確認されており、このトークンがBitstampなどの取引所へ送金されたことから、市場関係者は警戒を強めています。

さらに、ウォレット追跡ツールはXRPの取引所への流入を継続的に検知しており、短期的には弱気相場を示唆する動きとなっています。

しかし、それ以前に発生した「Partial Payments Exploit」ハッキング事件についても触れておく必要があります。外部ハッカーは、XRP Ledgerの「Partial Payments」機能を悪用し、Bitfinex取引所に対して実際よりも小さな取引であると偽装して承認させようとしたのです。

この機能がハッキングされたことで、リップルとXRPは否定的な評価を受け、価格動向にも悪影響を与えている可能性があります。

以下では、これらの動きを踏まえて、XRPのファンダメンタルズ分析を行っていきます。

XRP価格予測:ファンダメンタルズ分析

詳細な分析に入る前に、XRPプロジェクトに対する批判について簡単に触れておきます。リップル社の主張とは異なり、XRPは高度に中央集権化されているという指摘があり、信頼性への疑問は、価格動向に悪影響を与える可能性もあります。

リップル社は、発行済みの1000億XRPのうち55%にあたる550億XRPをエスクローにロックアップし、市場への供給を管理しています。この契約は台帳に記載され、コンセンサスによりXRPのリリースが管理され、供給の予測可能性が向上します。リップル社は当初、毎月10億XRPを55ヶ月間リリースする計画でしたが、2027年4月まで延長しました。利点としては、中央集権的な管理による取引のスピードと効率の高さが挙げられますが、多くのXRPを保有することで価格操作のリスクが課題となっています。

一方、2024年1月10日にビットコインETFが承認され、イーサリアムETFも承認されていることから、XRP ETFも実現不可能ではありません。2024年6月、リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは、FOX Businessのインタビューで、XRPETFの将来に自信を示し、2025年までに実現すると予測しました。彼の楽観的な見方は、暗号資産投資への関心の高まりと米国の規制の変化に基づいています。ガーリングハウスは、ソラナ(SOL)やカルダノ(ADA)を含む暗号資産のETFは不可避であり、これは市場の自然な進展だと述べました。

関連記事:リップル社CEO、暗号資産市場への関心が高まる中、2025年までにXRP ETFのローンチを予測

まず、XRPの価格と取引量の動向について、2024年後半から2025年初頭に焦点を当てて分析してみましょう。2024年10月まで価格は比較的安定して推移していましたが、11月に入ってから大きな変化が見られ始めました。特に注目すべきは、11月中旬から12月上旬にかけての大幅な価格上昇と、それに伴う取引量の急激な増加です。


XRPの価格と取引量:Token Terminal

この期間の特徴的な動きとして、2024年12月から2025年1月にかけて、価格は$2.4から$3.2の範囲で推移しており、特に2025年1月には$3.2付近まで上昇しています。取引量も同期間に複数の大きなスパイクを記録しており、特に2025年1月中旬には著しい取引量の増加が観測されました。

この価格上昇と取引量の増加は、市場の活発な取引活動を示唆していますが、同時に短期的な変動性も高まっているため、今後の市場動向を注視する必要があります。特に取引量の急激な変動は、価格の安定性に影響を与える可能性がある重要な指標として考慮すべきでしょう。

下記のグラフを分析すると、価格(緑線)、ソーシャルメディア上のアクティブユーザー(赤線)、開発活動(紫線)、および30日間のアクティブアドレス数(黄色)が密接に関連していることがわかります。

XRP指標:
Santiment

まず、価格とアクティブアドレス数(黄色の領域)は一定の相関関係が見られます。アクティブアドレス数が増加すると価格も上昇傾向にあり、逆にアクティブアドレスが減少すると価格も下落しています。2024年6月から7月にかけてアクティブアドレスが急増した時期に価格も上昇していますが、その後アクティブアドレスが減少するに伴い価格も下降傾向に入りました。

また、ソーシャルメディア上でのアクティブユーザー数(赤線)も、価格にある程度影響を与えていると考えられます。ソーシャルメディアでの関心が高まるタイミングでは価格も上昇する傾向にあります。開発活動(紫線)は時期によって大きく変動しており、特に2024年7月以降に活発な動きを見せていることが確認できます。全体として、XRPの価格はアクティブアドレス数やソーシャルメディアの関心度に影響されている一方、開発活動が市場に長期的なポジティブな影響を与えている可能性があると分析できます。

まず、2024年後半から2025年初頭のXRP取引所準備金の動向を詳しく見てみましょう。2024年10月から劇的な変化が始まり、バイナンスの準備金は急激な増加を示し、2025年1月には9.2Bドルまで上昇しています。この期間、価格も$0.6から$3.1へと大幅な上昇を記録しました。

XRPの取引所準備金:クリプトクアント

特に注目すべきは、2024年11月から12月にかけての準備金の急増で、これは価格の上昇と強い相関を示しています。この現象は、通常の市場動向とは異なる特徴を持っています。一般的に、取引所準備金の増加は売り圧力の増大を示唆することが多いのですが、この期間は準備金の増加と価格上昇が同時に起こっています。

この特異な状況は、機関投資家による大規模な取引活動や、新規参入者の増加を示唆している可能性があります。ただし、準備金と価格の急激な上昇は、市場の過熱感も示唆しているため、今後の価格動向には注意深い観察が必要かもしれません。

NVT Ration:クリプトクアント

NVTレシオ(ネットワーク・バリュー・トゥ・トランザクション比)を示すグラフでは、2024年にかけてNVTレシオが上昇しているのが確認できます。NVTレシオは、ネットワークの評価額と取引量の比率を表しており、レシオが高い場合は、ネットワークの利用に対して価格が過大評価されている可能性を示唆します。この期間、特に2024年11月以降に顕著な変化が観察され、NVTレシオは急激な上昇を示しました。その後、2025年1月に向けて、価格が$3.1付近まで上昇する中で、さらに高いレベルまで上昇しています。具体的には、価格が$0.6から$3.1へと上昇する過程で、取引量の増加が価格の上昇に追いついていない状態を示しています。

このような状況は、市場の過熱感を示す指標として捉えることができます。過去の事例では、NVTレシオの急激な上昇後に価格調整が起きることが多く、現在の高水準は短期的な警戒シグナルとして考慮する必要があるかもしれません。

XRP指標:
Sentiment

上記グラフは、MVRVレシオ平均コイン保有期間(Mean Coin Age)を示しています。MVRVレシオは、保有者が利益を得ているかどうかを測る指標であり、0以上の数値が続く場合、売り圧力が強まる傾向にあります。MVRVがプラスの領域で推移していることから、多くのXRP保有者が利益を得ており、今後利益確定のための売り圧力が高まる可能性があります。一方、平均コイン保有期間の増加(黄色の線)は、長期保有者の割合が増えていることを示しており、市場の安定性を高める要因となります。全体的に、XRP価格は短期的に下落するリスクがある一方、長期保有者の動きが市場の安定を支えていると考えられます。

指標はあまり強気なシグナルを示していないですが、テクニカル分析を行うことで、より明確な状況が把握できます。

関連記事:リップル(XRP)を購入できる国内の暗号資産取引所と購入方法

2025年のXRP価格予測

2024年の最低価格が維持された場合、230日後に407.22%上昇すると、2025年の最高価格は1.42ドルになります。あくまでも保守的な予測であり、2024年のXRPの最低価格によって最終的な価格は大きく変わりますが、短期分析によると、XRPが重要なサポートレベル0.504ドルを維持できれば、2025年の最高価格は2.57ドルになる可能性があります。

リップル(XRP)価格予測2025年:
TradingView

2025年までにXRPが強気相場に入れば、2025年の最低価格は2024年の最高価格である1.17ドル、または2023年の最高価格である0.94ドルになる可能性があります。

投資収益率(ROI):最大356%

2030年のXRP価格予測

2025年の最低価格が0.94ドルだった場合、平均上昇率407.22%を考慮すると、2026年の最高価格は4.76ドルになります。また、平均下降率76.16%に基づくと、2026年の最低価格は、2024年の予想最高価格である1.13ドルから1.17ドルになる可能性も。

そこから上昇し、2027年の最高価格は5.98ドルになる可能性があります。

リップル(XRP)価格予測2027:
TradingView

さらに、2026年の最低価格と2027年の最高価格をスイング高値とスイング安値とすると、2030年のXRP価格予測は23.50ドルになります。しかし、これはXRPの基礎的な成長も考慮した上で、かなり楽観的な予測です。

さらに、2026年の最低価格と2027年の最高価格をスイング高値とスイング安値とすると、2030年のXRP価格予測は23.50ドルになります。しかし、これはXRPの基礎的な成長も考慮した上で、かなり楽観的な予測です。

リップル(XRP)価格予測2030年:
TradingView

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2035年までのXRP価格予測

Ripple(XRP)の価格予測(〜2035年)

以下の表では、2035年までのXRPの価格予測(最高価格・最低価格)を示しています。

XRPの最高価格(予想)XRPの最低価格(予想)
2024年$1.17(成功時)$0.28
2025年$2.57(成功時) → 次のレベル ➨ $4.76$0.94
2026年$4.76$1.17
2027年$5.98$1.43
2028年$7.23$2.50
2029年$12.68$4.70
2030年$23.50$7.30
2031年$37.03$11.50
2032年$103.31$25.27
2033年$120.66$48.67
2034年$243.35$96.45
2035年$320.66$122.45
長期的なXRPの価格予測: BeInCrypto
  • 上記はあくまでも参考情報であり、投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください
  • 予測は毎年、または重要なイベント後に更新されます

よくある質問

Q1:リップル(XRP)とは何ですか

Q2:リップルは他の仮想通貨とどう違うのですか

Q3:リップル(XRP)は分散化されていますか?

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国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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