リキッドステーキングの最大手リド・ファイナンス(LDO)は15日、次期アップグレードLido V2を行う。今後の流れとしてまず12日、アップグレードに関するコミュニティの最終投票を実施。この投票で過半数以上の賛成票を獲得し、かつ内部システムに問題がなければ、15日にLido V2のアップグレードを完了する。これにより、日本のDeFiユーザーは、これまで以上にリド・ファイナンスのステーキング運用が容易となるだろう。
今回のアップグレードで、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の直接出金機能を実装し、ステーキング報酬の出金プロセス迅速化を目指す。
リド・ファイナンスは、イーサリアム・ステーキング報酬を受け取りながら代替資産(stETH)を運用するリキッドステーキングの最大手。本稿執筆時点で、イーサリアム・ステーキング全体の31.9%(610万ETH)を占める。
Lido V2では、プロトコル内のイーサリアムおよびstETHの直接出金のロックを解除する。これにより、リド・ファイナンスでプールされている27万ETHから優先的にステーキング報酬のイーサリアムが出金可能となる。
イーサリアムは4月、Shapella(上海)アップグレードを完了。ステーキング契約によりロックされているイーサリアムに加え、ステーキング報酬が初めて出金可能となったが、引き出しプロセスに最長で約1週間かかることが指摘されていた。Lido V2では、プロトコルのプールから優先的にイーサリアムを拠出することでこの問題を解決。ステーキング報酬引き出しの迅速化を実現する。
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