メタ・プラットフォームズ(META)はConnect 2026イベントで、価格1,299.99ドルのMeta VRグラスを発表した。併せて、AIエージェント「Muse」向けのキーチェーン型デバイス「Muse Charm」も先行公開した。
メタのマーク・ザッカーバーグCEOは、VR機器をヘッドセットではなく眼鏡型で提供するのは同社初の試みであると説明した。ラインアップにはカメラを省いたオーディオグラスや、Ray-Ban Metaの第3世代モデルも加えた。
Meta VRグラス、100グラムの軽量ヘッドセットに
このグラスは重量約100グラムと、メタは説明している。ケーブルでフレームがコンピュートパック(ポケットやバッグに装着可能な処理端末)に接続される設計。処理はパック側が担い、フレームの軽量化を実現した。
同社はこの機器を「プライベートシネマ」「複数モニターのワークステーション」「ゲーム機」として売り込む。ユーザーはコントローラー不要で、音声・視線・手のジェスチャーで操作する仕様。ただし、バッテリー駆動時間はメディア再生で最大約3時間にとどまる。2027年春に出荷予定。
この発表は、メタのVR事業にとって波乱の年を経てのこと。3月には、同社がHorizon Worldsのクエスト版停止を発表した翌日に撤回した。また、スナップチャット運営のSnap社は2195ドルのARグラス発表を受け、6月に株価が約10%急落した。
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Muse Charm、AIエージェントをキーチェーンデバイスに
ザッカーバーグCEOはイベントの終盤でMuse Charmを紹介した。メタは9月8日にMuse AIエージェントをリリース済み。同エージェントはアポイントメント予約やメール送信などを担い、Muse Sparkモデル群上で稼働する。
メタはCharmのプロトタイプを現時点で数台のみ開発しているとEngadgetは報じている。とはいえ、12月の出荷を目指し、価格は非公表である。
カメラ非搭載の新型フレーム「Ray-Ban Meta Audio」も新たに投入。重量43グラム、価格は349ドルからで、最大12時間のバッテリー駆動を可能にしたという。出荷は10月13日を予定。
また「Ray-Ban Meta Gen 3」は、449ドルからで6マイクアレイやAviatorモデルを追加した。ブラックピンクのリサ氏とのコラボモデルや、カイリー・ジェンナーエディションの新色アイボリーも発表された。
これら新製品はメタのハードウェア事業とMuseの戦略連携を深めるもの。Meta VRグラスは2027年春まで出荷されないが、12月に発売されるCharmが、エージェント専用デバイスの需要を見極める試金石となりそうだ。









