米ブロックチェーン技術企業Consensysは1日、同社が開発する暗号資産(仮想通貨)ウォレットMetaMask(メタマスク)について、新たにセキュリティ・アラート機能をリリースした。同機能はWeb3セキュリティ企業Blockaidとの協業によるもの。プライバシーを保護しながら、悪意のあるトランザクションを事前に検知することで、暗号通貨詐欺からユーザーの資産を保護できる。
分散型アプリケーション(DApps)を利用するには、ウォレットの接続(Connect)、コントラクトの承認(Approve)、コントラクトへの署名(Sign)など、暗号資産ウォレットを使った操作が必要となる。暗号資産詐欺を巡っては、正常な取引に見せかけた悪意のあるDAppsやコントラクトへの接続・署名などを促し、ユーザーの資金を盗むハッキング事件が多発している。
メタマスクとBlockaidの開発チームは、全てのメタマスクユーザーが同機能を利用できるようになれば、数十億ドル規模のハッキング被害を未然に防げると試算している。
メタマスク「セキュリティアラート機能」の設定方法
メタマスクのセキュリティ・アラート機能は現在、ブラウザ拡張機能のみ対応。11月中にモバイルアプリに対応する予定だ。ユーザーは任意で同機能を設定し適用できるが、24年3月までにはデフォルトで利用できるようにする。設定方法は以下の通り。
- ブラウザ拡張機能版メタマスクを展開し、ポップアップ画面右上の点線部分をクリック
- 設定ボタンをクリック
- 試験運用タブをクリック
同タブを開いた後、OpenSea + Blockaid(ベータ)をスライドし、「オン」にする。
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