マイクロソフトが開発するXboxの次期モデルに暗号資産ウォレットの内蔵を試みていることが25日、明らかになった。米経済誌フォーブスが報じた。
マイクロソフトが計画しているアクティビジョン・ブリザード買収に対するFTCの訴訟で公開されたリーク文書によると、暗号資産のウォレットを追加する計画を含むXboxの2022年5月以降のロードマップが記載されていたという。ドキュメントには暗号資産ウォレット以外にも、ディスクレスのSeries Xのリデザイン、28年に発売予定の「クラウドハイブリッドゲーム」が提供可能なXbox、新たなXboxコントローラー、Nintendoの買収など多くの情報が明らかになった。
報道関係者によればXboxの責任者のフィル・スペンサーが社内向けのメールの中で「買収に関する裁判手続きで我々が提出した文書がリークされ、Xboxの今後のプランが意図せず公開されてしまった」と述べていたという。一方で同氏は、本件に関し「文書の多くは1年以上も前のもので、現在の我々の計画は多くのことが変わっている」と述べ、今後の計画でリークされたロードマップがどれほど適用されるかの名言は避けた。
AltTabCapitalのMichael Silberberg投資責任者は報道関係者に対し「MicrosoftがXboxにクロスチェーンウォレットを組み込むことで、ゲーム開発者は、プレイヤーがゲーム内で、デジタルアセット所有権、分散型のプレイヤーマーケット、などの新たな価値を創出し、デジタルエコノミーでの詐欺の削減などを促進するだろう」と語った。
ビットコイン(BTC)やブロックチェーンの教育を行うSatlantisは22日、マインクラフトのプレーヤーに報酬を支払うプレイ・トゥ・アーン(P2E)機能を削除する意向を示した。マインクラフトの開発を行い、マイクロソフトの子会社Mojangがガイドラインを変更しサーバー管理者に対し同機能の削除を求めたことが要因だという。
海外企業はブロックチェーンゲームに前向きか?
海外大手テック企業や国内大手ゲーム企業のブロックチェーンゲームへの本格参入の事例はまだ見られていないが、海外ゲーム企業では積極的な参入が見られている。PUPGを手がける韓国の大手ゲームスタジオKRAFTONはこのほど、NFTを活用したメタバースゲーム「Overdare」を発表。グランド・セフト・オート(グラセフ・GTA)を手掛けるTake-Two Interactiveは8月、ブロックチェーンゲーム「Suger Town」を発表している。「アサシン・クリード」などを手がけるUbisoftは6月、同社初のブロックチェーンゲームとなる「Champions Tactics: Grimoria Chronicles」を発表していた。
一方、KRAFTONが作成するブロックチェーンSettlusはブロックチェーンゲームの課題として「面白さ」をゲームの中に組み込めていないと指摘しており、このような意見は大手ゲーム会社セガの副社長兼共同最高執行責任者の内海州史氏も同様に呈していた。
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