ピーター・シフ氏は7月15日にビットコインとマイケル・セイラー氏を批判し、価格が2万ドルまで下落する(現在価格から約70%安)と予測。さらにマイクロストラテジーがビットコインではなく株式を売却する判断に疑問を呈した。
同エコノミストは、セイラー氏は出口のない状況にあり、きょう売却しない保有者はすぐに後悔すると主張する。
シフ氏、ストラテジーの4億5000万ドル株式売却を批判
ストラテジー(旧マイクロストラテジー)は、マイケル・セイラー氏が84万7000BTC超を保有するために活用した企業体であり、ビットコインの最大の公開保有者となっている。
シフ氏は自身の最新ポッドキャストで、同社の最近の資金調達策を詳細に分析した。結論は予想通り厳しいものだった。
同社は3週連続でビットコインを買い増していない。直近7000BTC弱を売却して以降<BTC売却は先週3588BTCを処分以来行っておらず、代わりに普通株式売却で4億5000万ドルを調達した。
この決定により同社の現金準備は30億ドルに積み増されたが、株価はビットコイン保有残高に対して大きなディスカウント状態となった。シフ氏はこの一連の動きを「不要な株主希薄化」と評した。自社の資産より“紙”を選択した判断であると指摘する。
シフ氏はこれを「罠」とみる。同氏によれば、セイラー氏がBTCの売却を避けるのは、大量売却が価格下落を招くため。市場もそれを十分理解しているという。
「セイラー氏は大量にビットコインを売れば価格が暴落することを理解している。だが問題は、同氏が売却せずとも市場は彼の窮地を認識しており、結局は市場が崩れる公算も大きい。とはいえビットコイン売却への不安が強いため、自社株を大幅ディスカウントで売却する道を選んでいる」とシフ氏は指摘した。
シフ氏はなぜビットコインが2万ドルまで下落すると見るのか
シフ氏はさらに踏み込み、予測内容を展開した。同氏は6万5000ドル付近にレジスタンス、5万8000ドル前後にサポートがあるとし、サポート割れの場合は5万ドル割れもあり得る警戒感を示した。自身の下値目途は3万ドル~2万ドルとし、長らく見られなかった水準に警告を発した。
一方で同批評家は一定の後悔も認めた。15年前にビットコインを購入していれば理にかなったが、直近5年間の上昇相場を逃したことには全く未練がないと語る。
「3年、4年、5年前に買わなかったこと自体は後悔していない……だが確かに、15年前なら買うべきだった」とエコノミストは率直に語った。
ただしこうした批判は、時期的にはややちぐはぐな印象もある。執筆時点でビットコインは6万5000ドル弱で推移しており、直近1週間で約5%上昇している。BeInCryptoのデータが示す。
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一方で議論は、シフ氏の予言だけにとどまらない。アナリストらは企業によるビットコイン蓄積モデルを再評価しつつあり、ストラテジーはその中心に位置する。
投資家は現在、将来のビットコイン購入継続性について、キャッシュ残高や株式発行、資金調達環境まで精査している。話題先行の大量購入だけでは、市場の信頼を自動的に得る状況ではなくなった。









