マイクロストラテジーが過去1週間で3,588ビットコインを売却したもようだ。市場で噂されていた491ビットコインの送金より、はるかに大きな取引となった。
この変化は、同社のビットコイン保有管理ダッシュボードに反映されている。これにより、同社の財務戦略が進化しつつあるのか、長年の「買い持ち」方針に変化が生じているのかを巡る議論が再燃した。
ストラテジー、3,588ビットコイン売却─噂の7倍規模
ストラテジーは公式に、過去1週間で3,588ビットコインを売却したと発表した。マイケル・セイラー執行会長は、デジタルクレジット証券の配当原資として約2億1,600万ドルを調達したと説明した。これは2022年の損失計上取引以降、ストラテジーによる最大のビットコイン売却である。
今回の開示により、ストラテジーのビットコイン保有額が同社公開ダッシュボードで減少したことを受けて膨らんだ憶測に、ようやく明確な根拠が示された。
「2026年7月5日時点で、当社ビットコイン準備金に84万3,775ビットコイン、米ドル準備金に25億5,000万ドルを保有している」 とセイラー執行会長が確認した。
マイクロストラテジーの公式財務データによると、今回の報告期間中、2回に分けて保有額が減少している:
- 6月30日: -1,363ビットコイン
- 7月6日: -2,225ビットコイン
この取引により、同社のビットコイン保有額は合計3,588ビットコイン減少し、84万3,775ビットコインとなった。それでもストラテジーは、世界最大の企業ビットコイントレジャリーであることに変わりはない。詳細
噂を大きく上回る規模
ストラテジーとの関連が指摘されていた491ビットコインの送金をオンチェーン分析者が特定したことから、幅広い憶測が広がっていた。
当時は公式な発表がなく、多くの市場関係者はこの動きを比較的小さい取引と捉えていた。しかし実際には、セイラー執行会長の発表により、最初に噂されていた規模の7倍を超える売却が明らかになった。
また、今回の売却はストラテジーの財務管理方針に明確な変化を示す動きである。同社は一貫してビットコインの積極的な買い増しで知られてきたが、最近は一部ビットコイン売却を認める収益化スキームも導入し、企業資金調達のための選択的な売却を可能にしている。
今回の売却が持つ意義
今回の3,588ビットコイン売却は、ストラテジーの全保有額の0.5%未満に相当するものの、同社が今年初めに配当目的で32ビットコインのみを処分して以来、初の大規模なオペレーショナル売却である。詳細
この取引は、ストラテジーが長期的な積み増し方針を維持しつつ、一部資産の収益化も辞さない姿勢を示したもの。
売却後も同社は、84万3,775ビットコインと25億5,000万ドルの米ドル準備金を保有し、資産規模の大きさを示している。
今回のニュースを受け、ビットコイン価格は6万2,000ドルを下回り、本稿執筆時点で6万1,950ドル付近で取引されている。









