ポリゴンの開発・運営を行うポリゴンラボは13日、ポリゴンのネイティブトークンMATICを暗号通貨POLへの移行を含む3つの提案Polygon Improvement Proposals(PIPs)を公開した。同提案はコミュニティの承認を獲得次第、第4四半期初めに開始される。
Polygon 2.0が6月に公開された際には、エコシステムのほぼ全てを根本的に再構築する一連のアップグレードが提案された。PIPsではPOLへの移行の概要、Polygon 2.0アーキテクチャのアップグレードされたトークンの仕様、そしてPolygon PoSのネイティブトークンへの更新が含まれる。

- PIP-18は、Polygon PoSやzkEVMチェーンにすでにいるエンドユーザーと開発者から何も行動をしないように提案している。トークンMATICは新しいトークンPOLにアップグレードされ、この変更はステーキング層の導入とともに段階的に行われる。
- PIP-17では、新トークンPOLの初期供給量が100億であり、年間排出量が2%であるなどのトークンの設計を提案。POLトークン移行により、ゼロ知識証明ベースのレイヤー2チェーンのエコシステムへの対応が可能に。
- PIP-19は、Polygon PoSのネイティブガストークンをMATICからPOLに変更することを提案している。同変更は後方互換性を最大限に保ちつつ、Polygon PoSとイーサリアム契約の間で行われる。
PIPsのリリースはコミュニティからのフィードバックを受け入れるフレームワークとして機能し、多くのステークホルダーが意思決定プロセスに参加することが奨励されている。同プロジェクトはユーザーに対し、現在のPolygonユーザーは現段階では何も行う必要はなく、新たなソフトウェアバージョンの仕組みにのみ注意を払うことを要求している。
新トークンのPOLとは?
ポリゴンラボは6月13日、MATICを技術的にアップグレードしたPOLのホワイトペーパーを公開していた。同社はPOLは第1世代のビットコイン(BTC)、第2世代のイーサリアム(ETH)に続く第3世代の「生産的な」仮想通貨だと定義する。ホワイトペーパーによればPOLの初期供給量のすべてを移行に充てる。移行では、簡素化を目的にスマートコントラクトを用いたトークンの交換が行われる。POLトークンはネットワークのセキュリティを提供し、エコシステムの参加者にインセンティブを提供。バリデーターは任意で複数のチェーンを検証可能で、プロトコル報酬、トランザクション手数料、追加報酬を獲得できる。
日本初のパブリックブロックチェーンアスターネットワーク(ASTR)は13日、新ロードマップ「Astar2.0」の一環であるAstar Supernovaの内容を明らかにした。Astar Supernovaではポリゴンと協業し、イーサリアム(ETH)のレイヤー2となる「Astar zkEVM Powered by Polygon」の提供を予定している。
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