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米リップルのCFO退任、暗号通貨XRP前週比8.5%減

3 mins

ヘッドライン

  • 米リップルのクリスティーナ・キャンベル最高財務責任者(CFO)は、SECとの法廷闘争に一区切りがついた9日、同社を退職した
  • SECは7月のリップル裁判判決に対して中間控訴申し立てを行っていたが、3日時点で棄却された
  • 暗号通貨リップル(XRP)は現在、前週比8.5%減の0.4846ドルで、ビットコインやイーサリアムと比較して下落幅は大きい
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米リップルのクリスティーナ・キャンベル最高財務責任者(CFO)は9日までに、同社を退職した。2021年4月に入社し、在職期間は2年6カ月だった。暗号通貨リップル(XRP)は現在、前週比8%減の0.48ドル。

リップル、SECとの法廷闘争に一区切り

リップルは20年12月以来、暗号通貨XRPを巡り、証券法違反の疑いで米証券取引委員会(SEC)と法廷闘争が続いていた。23年7月、米ニューヨーク南部地区連邦地裁は「個人投資家向けの販売において、XRPトークンは有価証券ではない」と判決を下し、リップル社は同裁判で部分的に勝利。一方、機関投資家向けの販売は未登録有価証券と判断された。SECはこの判決に対して控訴申し立てを行っていたが、3日時点で棄却された。キャンベル氏は、SECとの法廷闘争に一区切りがついたタイミングで退任を発表。現在、米ヘルスケア企業Maven ClinicのCFOを務めている。

リップルは、同社が開発したブロックチェーン(分散型台帳技術)XRP Ledgerで使用される暗号通貨。国際送金の高速化・低コスト化を目指す注目ブロックチェーン・プロジェクトで、SBIホールディングス傘下のSBIレミット社も国際送金事業で活用。その他にもCBDC(中央銀行デジタル通貨)や現実世界資産(Real World Asset:RWA)の開発基盤として導入事例がある

暗号通貨リップルは国内各取引所で取り扱いがあり、日本で最も知名度が高い暗号通貨の1つ。現在価格は前週比8.5%減の0.4846ドル。暗号資産市場では米9月消費者物価指数(CPI)の発表を控え、軒並み低パフォーマンスが続いている。リップルの下落幅は、ビットコイン(前週比1.2%減)や先物ETF(上場投資信託)ローンチが不調に終わったイーサリアム(前週比5.3%減)と比較して大きい。

過去1カ月のリップル価格(BeInCrypto Japan
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Shunsuke Saito
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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