百貨店大手のそごう・西武は10日より、百貨店では初となるNFTマーケットプレイス「NFT PRODUCED by SEIBU SOGO」の実証実験を10日より開始する。ブロックチェーンは、他社のNFTマーケットプレイスでも流通が可能なパブリックチェーンである「Ethereum」「Polygon」を採用。NFTマーケットプレイス内だけのクローズドな環境ではなく、多種多様なNFTアートの流通を目指す。
従来、デジタルアートは複製が容易という問題点があったが、NFTの登場により、複製が困難というNFTの特徴を応用した「NFTアート」が注目を集めてきた。一方で、NFTアートに対する参加のハードルは依然として高く、一般的な普及には至っていない。
そごう・西武では、「NFTを媒体としたソーシャルネットワーキングの場」をコンセプトに、一般顧客とアーティスト双方のデジタル交流の場として、自社運営のNFTマーケットプレイスを開設するに至った。顧客接点の多い百貨店という特性を活かしてNFTアートを普及させることが目的。
そごう・西武のNFT商品の第1弾は、水中写真家の鍵井靖章氏のNFTアートや人気NFTコレクション「MetaKozo(メタコゾー)」のNFTアートなどを販売する。

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百貨店の特性を活かした「リアル×NFT」
百貨店という特性を活かし、店舗では作品のプロモーションなどを行っていくという。リアルの場で行うことにより、より多くの人にNFTアートが認知されることを目指している。4月には、西武渋谷店にて人気NFTコレクション「MetaKozo(メタコゾー)」の事前告知POPUPイベントを開催した実績もある。
店舗内に美術やアートの売場を持ち、定期的に美術関連の催事を行っているのも同社の優位点だ。

これまでに行ってきた催事でつながる多くのアーティストたちとのネットワークもある。それを活用してNFTに参入していない独自のアーティスト紹介も行っていくという。今回出品するアーティストである古賀勇人氏は22年3月、西武渋谷店での個展の経験を、水中写真家の鍵井靖章氏は22年9月に西武池袋本店のアートカプセルで作品出店の経験がある。鍵井氏のNFTアートでの作品出品は今回当社のNFTマーケットプレイスが初出品となる。
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