スターテイル・ラボは22日、Samsung NextとUOB Venture Management(シンガポール)から追加で約5億円の資金を調達した。同資金調達により同社のシードラウンドでの累計調達額が10億円に達した。
資金は、Web3プロダクトの開発と採用に充てられる。スターテイル・ラボは23年9月、ソニーネットワークコミュニケーションズからも約5億円を調達している。サムスン・ネクストとUOB Venture Managementからの出資は、日本人創業者に対してはこれが初めてである。
同社渡辺創太CEOは、「アジアを代表する企業からの支援を受け、大きな可能性を感じるとともに、日本やアジアの未来を担う責任を感じている。また、プロダクト開発と採用に調達資金を投下し、アジアを代表するプロダクト創出を目指す。次の展開として本格的にアメリカ進出を計画している」と語った。
UOB Venture Managementのポール・ングエクゼクティブディレクターは、Web3を大衆に広めるためには実世界と連携したユースケースの開発が重要であると指摘。同社はスターテイル・ラボが特にアジアでWeb3を普及させるための良き立ち位置にいると評価した。
スターテイル・ラボとは?
スターテイル・ラボは、Web3のマスアダプションを目指し、Astar Network(ASTR)やStartale Web3 Cloudなど、Web3プロダクトの開発を行う企業である。23年にソニーネットワークコミュニケーションズと資本提携し、合弁会社を設立。日銀の中央銀行デジタル通貨(CBDC)フォーラムにも選出されるなど規制フレームワークの策定にも関わる。
Astar zkEVMローンチ迫る
Astar Networkは2月下旬中にも、イーサリアムのレイヤー2スケーリングソリューションである「Astar zkEVM Powered by Polygon」メインネットのリリースする。Astar zkEVMは、日本企業やブランド、アニメなどの国内IPがWeb3市場へ進出する支援を目的としている。
日本航空と博報堂は5日、Astar zkEVMを活用し「KOKYO NFT」実証実験第2弾を開始した。アスターネットワーク関連会社のスターテイル・ラボは7日、秋元康氏を総合プロデューサーに迎えるアイドルプロジェクトとWeb3領域での戦略的パートナーシップ契約を締結した。提携は、”アイドル経済圏”の確立とグローバル展開をトークンを通じての支援が目的。デロイトトーマツ・コンサルティングは9日、NFT開発ツールとして「Astar zkEVM Powered by Polygon」を活用し、野球テーマのゲームアプリのプロトタイプを発表していた。
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