WEMIXとGarden Financeの2つの暗号資産プラットフォームは週末、それぞれセキュリティインシデントの発生を公表した。WEMIXはWEMIX$関連コントラクトの管理権限が侵害されたと明らかにし、Garden Financeは異常な活動を検知したためサービスを一時停止した。
今回の被害額はいずれも比較的小規模である。一方で、暗号資産業界ではサイバー攻撃の発生件数が過去最多の水準で推移する一方、1件当たりの被害額は縮小傾向にあり、2026年のセキュリティ動向を象徴する事例となった。
WEMIXとGardenで何が起きたか
WEMIXは7月26日夜、異常トランザクションを報告した。約522万5525 WEMIX$が無断で発行された。
この供給は3万736 WEMIXおよび72万4198.27 USDC.eへと変換された。資産はブリッジを介してイーサリアムおよびBSCに移動、その後、イーサ(ETH)やテザー(USDT)などに交換された。
これらの一部資産は中央集権型取引所にも到達した。WEMIXは、取引所やステーブルコイン発行者に対し攻撃者のウォレット凍結を要請したと述べている。
「WEMIX3.0と接続するすべてのブリッジは一時的に停止している。Chainlink CCIPも停止、PLAY Bridgeも一時的に停止した」と同プラットフォームは述べた。
原因は現在も調査中であり、数値は変更の可能性があると同社は説明した。
一方、BlockaidはGarden Financeに対するエクスプロイトを警告した。同社はアラート時点で、イーサリアム、Base、Arbitrum(ARB)、BSCで計45万ドル相当のUSDTが流出したと推計した。
記録的な暗号資産ハッキングが特徴の2026年
TRM Labsは2026年上半期に207件のハッキングを記録。1年前の83件から2倍以上に増加したという。同社によれば、これは6か月間で過去最多件数。
しかし被害総額は逆方向に推移。およそ9億7200万ドルが盗まれ、2025年上半期の約23億ドルから減少した。
データは頻度と被害規模の分離を示す。攻撃は増えたが、巨額被害は限定された高額ターゲットに集中、KelpDAOやDrift Protocolなどが該当する。
先週もこの傾向を裏付けた。Lookonchainは先週、3件の攻撃が計3555万ドルにのぼり、AFX Trade、Verus Ethereum Bridge、B2 Networkが被害を受けたとした。
YouTubeチャンネルでは専門家や記者によるインサイト動画を配信中









