アップルは、「Surprise and shine」と題した基調講演を9月9日水曜日、午前10時(太平洋時間)に実施すると発表した。イベントはクパチーノのアップルパークからライブ配信する。
マーケティング責任者グレッグ・ジョズウィアック氏が水曜日に招待状を投稿した。ティム・クックCEOもこの投稿をシェアし、カウントダウンを始めていると述べたが、いずれの幹部も具体的な製品名には言及しなかった。
アップル、株価が高値を下回る中で「ターナス時代」に突入
今回のタイミングは意味がある。アップルのハードウェア開発を指揮してきたジョン・ターナス氏が、9月1日付で最高経営責任者(CEO)に就任する。基調講演の8日前である。
クック氏はトップ職を15年務めた後、会長職へと移る。したがって、9月9日はアップルの新経営体制下で最初の発表会となる。
ターナス氏へのバトンタッチが4月に発表された際、クック氏は後任を評価した。
「ジョン・ターナス氏は、エンジニアの頭脳、イノベーターの魂、そして誠実かつ品位をもって率いる心を持っている」―ティム・クックCEO、発表文。
ここまで投資家はこの移行を支持している。AAPL株は水曜日、1株313.45ドルで取引を終え、当日比1.15%高、年初来で15.13%高となった。
ただし、株価は7月の高値から約8%下回る水準だ。アップルは先月、時価総額で一時5兆ドルを突破した。
その後、6月期決算後に示された慎重な見通しが株価を下支えを割り込ませた。市場参加者は現在、基調講演を次の材料とみなしている。
折りたたみ型iPhoneが9月9日の目玉
アップルはハードウェアについて一切明言していない。報道ではiPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、そして初の折りたたみモデルが発表される見通し。
各種報道によれば、外側に5.5インチ、内側におよそ7.8インチのディスプレイを搭載する。サイドボタンにTouch IDが内蔵され、Face IDは採用されていない。
この設計により、展開時の厚さは4.5ミリ。だが、望遠レンズは非搭載で、48メガピクセルのメインカメラと超広角カメラのみとなる。
本当の焦点は価格設定。初期モデルの価格は2,000ドル超、高容量モデルは2,500ドル超になるとの報道もある。
同時に、Apple Watch Series 12やApple Watch Ultra 4も登場が想定される。新しいホームハブ、刷新されたApple TV 4K、強化版HomePod miniの発表も注目されている。
コスト上昇圧力も懸念材料。AIによるメモリ不足がチップ価格を3倍に押し上げ、今年はMacやiPadの値上げも実施済み。
アナリストのダン・ナイルズ氏は、アップルがAI対応で慎重に動いたことで高額な設備投資リスクを回避できたとみる。一方で、AI機能では他社に後れを取るという指摘も根強い。
したがって、価格設定が9月9日の評価を左右する。投資家は、折りたたみディスプレイで高価格を設定しても販売台数を維持できるか注視している。









