Nvidiaの第2四半期決算は8月26日に発表され、市場予想を上回った。売上高は962億ドルとなり、ウォール街の予想922億ドルを上回った。チップメーカーである同社は、今四半期の売上高見通しを1080億ドルとした。Nvidia(NVDA)の株価は時間外取引で序盤の下落を打ち消し、4%超上昇した。
同社の売上高は前年同期比で2倍以上となった。株価は発表直後、一時205ドルまで下落したが、決算説明会の開始とともに反転し、219.12ドルへ上昇、4.51%高となった(Yahoo Finance調べ)。
Nvidia第2四半期決算、売上高は106%増
ウォール街は922億ドル前後と予想し、大きな値動きを警戒していた。Nvidiaは予想を約40億ドル上回り、調整後1株利益(EPS)は2.22ドルと、予想2.10ドルを上回った。
データセンターの売上高は890億ドルで、予想858億ドルを上回り、前年同期比117%増。大手クラウド事業者(ハイパースケーラー)向け売上は487億1000万ドルとなり、予想435億5000万ドルを超えた。
この分散が、一部の顧客への依存が懸念されたAIバブル論争の問題を緩和した。
調整後粗利益率は75%で、ガイダンス通りとなった。調整後純利益は118%増の540億ドル、フリーキャッシュフローは213億ドルを記録した。
第3四半期見通し、「ウィスパー・バー」を突破
10月期の売上高見通しは1080億ドル(±2%)とし、コンセンサスの1042億ドルを上回った。非公式のウィスパー予想1070億〜1100億ドルとも合致した。
この見通しも、中国からのデータセンターコンピューティング売上を想定していない。一方で、調達契約は1190億ドルから2790億ドルに増加し、多くはメモリ調達に関連する。粗利益率の見通しは74%に下げた。
Nvidiaはまた、Blackwell AIシステムの後継機となるVera Rubinが本格生産に移行したことを確認した。パートナー企業の現場では既に稼働している。
「AIは転換点を迎えた。実用段階に入った。生成されるトークンは生産的かつ収益性がある。今やコンピューティング=売上だ」とジェンスン・フアンCEOは、同社決算の声明で背景を語った。
NVDA決算発表後の「呪い」は終わったのか
初動は過去のパターンをなぞった形となった。投資家は決算発表直前のトラップを警戒していた。NVDAは直近4回の決算発表後すべて、良好な内容でも下落していた。
今回も短期的な売りが先行し、一時205ドルを付けた。
ポジションは慎重姿勢となっていた。決算発表前に7日連続で株価が下落していた上、半導体株全体も持ち合い型のトライアングルパターンを示し、様子見ムードが広がっていた。
だが、その後数分で買いが入り、決算説明会開始後に4%超上昇した。1080億ドルという見通しは、市場の最も強気な予想すら上回った形だ。
資本還元も株価下支え要因となった。Nvidiaは四半期中に約260億ドルを株主に還元し、買戻しの残高として約990億ドルの枠を持つ。
Nvidiaやマイクロンは、ウォール街全体の利益成長の3分の1を占めている。この決算説明会を受け、時間外の下落が拡大するか、あるいは反転するかが注目される。
メモリコストやVera Rubin増産体制についての発言が、木曜日寄り付きまで上昇基調が続くかどうかのカギを握る。









