トラスティッド

Base、イーサリアムL2の第3勢力に|オープンソース化で成長加速か

4分
投稿者 Shunsuke Saito
編集 Shigeki Mori

概要

  • Base(ベース)の市場シェア増加が観測され、同ネットワークのTVLはイーサリアムL2ブロックチェーンにおいて第3位に
  • 米コインベースは20日、ベース・ネットワークのスマートコントラクトをオープンソース化し、Githubでソースコードを公開した
  • 開発者は自由にBaseのスマートコントラクトにアクセスできるようになったほか、バグの発見やコード改良など開発者からのフィードバックも期待される
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イーサリアム(ETH)のレイヤー2(L2)ブロックチェーンBase(ベース)でこのほど、市場シェア増加が観測された。イーサリアムL2ブロックチェーンの分析ツールL2BEATによると、ベース・ネットワークのTVL(Total Value Locked:DeFiプロトコルに預けられた暗号資産の総価値)は5億4900万ドルで、アービトラム、オプティミズムに次ぐ第3位。

イーサリアムL2のシェア上位一覧(L2BEAT

ベース・ネットワークは、オプティミズムが提供するオープンソース技術「OP Stack」を基盤とし、Optimistic Rollups(オプティミスティック・ロールアップ)技術を採用。イーサリアムのメインネットと比較して、取引手数料の削減と取引処理の高速化を実現するレイヤー2スケーリング・ソリューション。8月にメインネットを一般公開後、順調に成長。現在の市場シェア率は5.21%。

Optimistic Rollups(オプティミスティック・ロールアップ)とは:
オフチェーンでトランザクションを処理し、まとめてレイヤー1に提出する技術。レイヤー2から送信される取引データが常に正しいことを前提に動作する。有効性を証明するデータは通常公開されないが、トランザクション処理の計算に不正があった場合に備えた「不正証明スキーム」を採用している。

Base(ベース)、スマートコントラクトなどをオープンソース化

ベース・ネットワークを運営する米コインベースは20日、同ブロックチェーンのスマートコントラクトオープンソース化した。これにより、開発者は自由にBaseのスマートコントラクトにアクセスできるようになったほか、バグの発見やコード改良など開発者からのフィードバックも期待される。コインベースは同情報の一般公開について「運営の透明性と説明責任を高めるため」と説明。以下のコメントを残している。

我々はスマートコントラクトのレポジトリをオープンソース化しすることで、Baseのスマートコントラクト開発、デプロイメント、アップグレードのプロセスに関する透明性を開発者に提供する

Base公式発表

コインベースはこれに加え、base.orgなどを含むBaseに関連するの全てのウェブプロパティもオープンソース化した。一連のソースコードは現在、GitHubで入手できる。

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Shunsuke-Saito.png
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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