戻る

Base、イーサリアムL2の第3勢力に|オープンソース化で成長加速か

editor avatar

編集:
Shigeki Mori

21日 10月 2023年 10:00 JST
Trusted-確かな情報源
  • Base(ベース)の市場シェア増加が観測され、同ネットワークのTVLはイーサリアムL2ブロックチェーンにおいて第3位に
  • 米コインベースは20日、ベース・ネットワークのスマートコントラクトをオープンソース化し、Githubでソースコードを公開した
  • 開発者は自由にBaseのスマートコントラクトにアクセスできるようになったほか、バグの発見やコード改良など開発者からのフィードバックも期待される
プロモーション

イーサリアム(ETH)のレイヤー2(L2)ブロックチェーンBase(ベース)でこのほど、市場シェア増加が観測された。イーサリアムL2ブロックチェーンの分析ツールL2BEATによると、ベース・ネットワークのTVL(Total Value Locked:DeFiプロトコルに預けられた暗号資産の総価値)は5億4900万ドルで、アービトラム、オプティミズムに次ぐ第3位。

イーサリアムL2のシェア上位一覧(L2BEAT

ベース・ネットワークは、オプティミズムが提供するオープンソース技術「OP Stack」を基盤とし、Optimistic Rollups(オプティミスティック・ロールアップ)技術を採用。イーサリアムのメインネットと比較して、取引手数料の削減と取引処理の高速化を実現するレイヤー2スケーリング・ソリューション。8月にメインネットを一般公開後、順調に成長。現在の市場シェア率は5.21%。

Sponsored
Sponsored

Optimistic Rollups(オプティミスティック・ロールアップ)とは:
オフチェーンでトランザクションを処理し、まとめてレイヤー1に提出する技術。レイヤー2から送信される取引データが常に正しいことを前提に動作する。有効性を証明するデータは通常公開されないが、トランザクション処理の計算に不正があった場合に備えた「不正証明スキーム」を採用している。

Base(ベース)、スマートコントラクトなどをオープンソース化

ベース・ネットワークを運営する米コインベースは20日、同ブロックチェーンのスマートコントラクトオープンソース化した。これにより、開発者は自由にBaseのスマートコントラクトにアクセスできるようになったほか、バグの発見やコード改良など開発者からのフィードバックも期待される。コインベースは同情報の一般公開について「運営の透明性と説明責任を高めるため」と説明。以下のコメントを残している。

我々はスマートコントラクトのレポジトリをオープンソース化しすることで、Baseのスマートコントラクト開発、デプロイメント、アップグレードのプロセスに関する透明性を開発者に提供する

Base公式発表

コインベースはこれに加え、base.orgなどを含むBaseに関連するの全てのウェブプロパティもオープンソース化した。一連のソースコードは現在、GitHubで入手できる。

免責事項

当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。