暗号資産(仮想通貨)取引所のビットバンクは14日より、アービトラム(ARB)・オプティミズム(OP)ダイ(DAI)・Immutable(IMX)の取扱いを開始する。
同社は新規5銘柄の取り扱いにより、合計37銘柄の暗号通貨を取り扱うことになる。取り扱い開始後は送受信(入出金)・取引所取引・販売所注文に対応する。対応チェーンはARBはアービトラムワン、OPはOPメインネット、DAIはイーサリアム、アービトラムワン、OPメインネットで利用可能。KLAYはクレイトンネットワーク、IMXはイーサリアムネットワークとなる。
同社は5銘柄の取扱いを記念し、取引手数料無料キャンペーンを上場日から24年1月11日まで開催する。5銘柄は上場日より同社サービスの「暗号資産を貸して増やす」にも対応。同暗号資産を預けることで最大年率5%の利回りを獲得できる。提供開始予定時刻は以下の通り:
サービス提供開始予定時刻 | サービス内容 |
10:00 〜 11:59の間 | ・送受信(入出金) |
12:00 〜 【新規上場モード】 ※ 注文受付のみ | ・指値注文(売り・買い) ・逆指値注文(売り・買い) ・逆指値成行注文(売り・買い) |
14:00 〜 | ・成行注文(売り・買い) ・販売所注文 ・「暗号資産を貸して増やす」新規募集 |
アービトラム(ARB)とは?
アービトラムは、Offchain Labsが開発するイーサリアム(ETH)のレイヤー2(L2)スケーリングソリューションの基軸通貨。オプティミスティックロールアップをコア技術として使用し、イーサリアムの取引速度、ステーラビリティ、ガス代削減などのコスト効率の向上を目指す。アービトラムはトランザクションをバッチ処理し、収集後にトランザクションを1つにまとめ、単一のトランザクションでイーサリアムに提出する。アービトラムはイーサリアム仮想マシン(EVM)との互換性もあるため、イーサリアム上での拡張性も担保されている。ネイティブトークンARBは、ガバナンス目的で使用される。開発元のOffchain Labsは、分散型自律組織(DAO)であるアービトラムDAOへの遷移を公表している。アービトラムは現在、アービトラムワンおよびアービトラムノヴァの2つのネットワークを展開している。
オプティミズム(OP)とは?
オプティミズムは、イーサリアムのレイヤー2ソリューションの基軸通貨。オプティミスティックロールアップ技術により、取引速度向上、ガス代削減を実現し、EVMと互換性がある。オプティミズムの開発キットOP Stackはオープンソース開発を基盤としている。開発者はOptimisticロールアップを採用した新しいレイヤー2ブロックチェーンを構築可能。ワールドコインやBaseはOP Stackを使って構築された。Optimism PBCによって開発されており、スーパーチェーン構想により、複数チェーン相互運用を目指し、スケーラビリティと相互運用性の強化を目指す。アービトラムもレイヤー2ソリューションだが、AnyTrust Guaranteeで信頼できるノードがトランザクション検証を行う。
イミュータブル(IMX)とは?
Immutableは、イーサリアムのレイヤー2ソリューション「Immutable X」の基軸通貨。オーストラリアのWeb3企業Immutableが開発を手掛ける。イーサリアム・メインネットのセキュリティ能力を維持しながら、高い取引処理能力と低コストを備え、ガス代なしでNFT取引などを行える点が特徴。IMXは9月より仮想通貨取引所コインチェックで取引が開始されている。Immutable9日、仏ゲーム大手のUbisoftをとのパートナーシップを締結していた。
クレイトン(KLAY)とは?
クレイトンは、韓国大手IT企業Kakaoの子会社「GroundX」が開発を手掛けるパブリックブロックチェーン「Klaytn(クレイトン)」のネイティブトークン。 クレイトンはEVM互換もあり、メタバースやブロックチェーンゲーム、NFTの開発ができるよう設計されている。ガバナンス評議会(GC)という独自のガバナンス構造があり、30以上の大手企業が参加している。これにはKakao、LG、バイナンス、新韓銀行などが含まれる。
ダイ(DAI)とは?
DAIは、アルゴリズム型ステーブルコインでありMaker DAOが発行するステーブルコイン。イーサリアムを含む複数の暗号通貨を担保に、米ドルとの価値連動を実現する。DAIは、国内取引所GMOコインおよびコインチェックでも購入可能だ。MakerDAOは5月、DAIに特化したレンディングサービス「Spark Lend」をローンチした。
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