ビットコイン(BTC)の上場投資信託(ETF)は、9月21日月曜日に約10億ドルを吸収した。しかし、同日早朝のショートスクイーズにより、すでにBTCは急騰していたことがCoinGlassのデータで分かった。
ビットコインはその日、一時8万4000ドルを超えた。1月31日以来、初めての水準であった。この動きで1時間以内に2億6230万ドル相当のショートポジションが清算された。
ショートスクイーズはETFマネーより先行
このタイミングは、どちらが先に発生したのかという本質的な疑問を投げかける。スポットETFのフローは1日1回報告される。これは米国現物市場の取引時間中の売買を反映するが、米国市場はアジアおよび欧州市場がすでに開いて数時間後に始まる。
BTCの上昇は当日のショートスクイーズがきっかけとなっており、同日のETF買いが始まる前にすでに価格が押し上げられていた。この順序から、初動の引き金はETF需要ではなくデリバティブ市場であったことが示唆される。
調整局面では流出、上昇局面では流入
フローが価格に先行するのではなく、価格を追従するのはこれが初めてではない。CoinGlassによれば、9月9日から16日までの6営業日のうち5日間、スポットビットコインETFは純流出だった。この間、BTCは調整局面にあった。
フローが再び継続的な純流入に転じたのは、BTC価格が再び上昇し始めた9月17日である。その後の累計流入額は569億8000万ドルを超え、ビットコインETF全体の純資産総額は1078億6000万ドルとなっている。
ファンドの集中度も同様の傾向を示す。ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)は78万5640BTCを保有する。これはフィデリティ・ワイズ・オリジン・ビットコイン・ファンド(FBTC)の17万6510BTCの4倍以上である。1つの支配的なファンドへの資金集中は、幅広い自律的な買いではなく、トレンドを追う資金流入であることを示している。
フローは急騰のきっかけではなくとも、その持続に寄与し得る
もっとも、ETF需要が無関係というわけではない。新たなETFのシェアを組成するには、マーケットメーカーによる現物BTCの買いが必要である。そのため、継続的な資金流入は、急騰前でなくともすでに進行中のラリーに現実的な買い圧力を追加している。
既存データだけでは、ETF単独で相場急騰のきっかけになるかどうかは判別できない。今回の局面では、先物市場が先に動き、ウォール街の資金がその後に参入したという事実を示している。









