CLARITY法案失敗でも仮想通貨は存続可能―Bitwise幹部

  • BitwiseのCIOは、CLARITY法案の不透明感の解消が結果以上に重要だと述べた。
  • ホーガン氏は、可決の可能性を5%から30%とみており、ポリマーケットの55%を大きく下回る。
  • AI関連株が日々過去最高値を更新する中、機関投資家の資金は依然静観している。
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Bitwiseのマット・ホーガンCIOは、CLARITY法案の運命そのものよりも、不確実性の解消が重要であると指摘した。同氏は、法案が否決されても暗号資産は生き残るが、規制の不透明さが続けば成長できないと主張する。

ホーガンCIOは、主要な暗号資産が大幅安となる中、法案が上院本会議で採決を待つ状況で、この見解をCIOメモで示した。

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CLARITY法案を巡る不透明感が機関投資家を様子見にさせる理由

同法案は、SECとCFTCの管轄範囲を明確に線引きし、事後の執行主導型監督から法定の枠組みへと移行させる内容だ。下院は2025年7月に294対134で可決し、民主党からも78人が賛成した。

上院銀行委員長のティム・スコット氏は、ほぼ1年にわたる超党派協議の末、5月14日の委員会採決で15対9という結果を導いた。委員会の共和党議員らは、規則の明確化と投資家保護の強化につながると評価している。

だが、本会議での採決はより困難。共和党は上院に53議席を持つが、可決には60票が必要であり、委員会では民主党から2人しか賛成していない。今後の本会議では、DeFiの扱いやステーブルコイン規制など、さまざまな課題が残る。

こうした緊張が、可決確率の見解の差を生んでいる。ポリマーケットのトレーダーは年末の可決確率を51%と見積もる一方、ホーガンCIOのワシントン関係者は5%から30%と見ているとメモで述べた。

2026年のCLARITY法案可決確率。
2026年のCLARITY法案可決確率 出典:Polymarket
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この不確実性が、機関投資家の資金を様子見に追いやっている。投資家は、数カ月で規制リスクを負うよりも、過去最高値を更新中のAI株を選ぶことができると、ホーガンCIOは記した。

「CLARITY法案が否決されても、市場が上昇しても暗号資産は生き残る。ただし、中間状態――規制の不透明な状況では成長できない」とホーガンCIOはメモで述べた

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ワシントンの停滞の裏で進む暗号資産の発展

ホーガンCIOは、市場が勢い頼みのトレードから逆張り姿勢へと移行していると指摘。ブームを追いかけるよりも、ハイパーリキッドのように実際の収益を生み出すプロトコルへの評価が高まっていると述べた。

ビットコイン(BTC)は本年21%下落。イーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)もそれぞれ33%、37%安。暗号資産ETFでも資金流出が続き、現物取引高は数年ぶりの低水準となっているという。

一方、ハイパーリキッド(HYPE)は1カ月で72%上昇し、ジーキャッシュ(ZEC)も50%高。いずれの上昇も大型銘柄の動きとは連動せず、ホーガンCIOは固有のファンダメンタルズが背景にあると見ている。

この資金循環は、暗号資産の冬が予想より早く終わる可能性を示すものとホーガンCIOは解釈。実体経済の成長によるプラスのリターンが、転換点を示唆すると主張した。

同氏はまた、CLARITY法案が可決されれば暗号資産の価値評価を大きく変えるとも述べている。

ただし、議会で結論が出るまで、大型銘柄の持続的な上昇は見込めないとの見方を示す。

したがって、上院の次の審議予定が、最終的な可否決定よりも価格動向に影響を与える可能性がある。


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