中国のメモリーチップメーカー、CXMTの株価が27日、上海での初取引日に約470%上昇した。これにより、同社の時価総額はおよそ3兆3000億元となった。
合肥市に本社を置く同社は、今年アジア最大規模となる579億2000万元(約86億ドル)を新規株式公開で調達した。人工知能需要の高まりによるメモリー価格の上昇を背景に、投資家が買いを入れた。
CXMT株急騰、投資家によるAIメモリー期待が続く
CXMTは株式を8.66元で設定し、初値は49.50元だった。拡大後の発行済み株式数のうち、上場時に自由に取引できるのは6.73%のみであると、ロイターが報じた。
個人投資家からは940万件、総額7兆700億元の注文が集まった。この需要により個人投資家向け部分の応募倍率は212倍となった。一般向けの注文総額は、史上最大の新規公開株となったスペースXの約10倍であった。
CXMTは現在、中国で上場する中で最も時価総額が高い企業となった。それまで首位だった中国工商銀行(ICBC)を抜いた格好。
CXMT、急増するAIインフラ需要の中で上場
今回の株価急騰の背景には世界的なメモリー需要の高まりがある。CXMTは第1四半期に354億3000万元の営業利益を計上し、前年同期の損失28億3000万元から大幅に回復した。
トレンドフォースの報道によれば、第1四半期のDRAM契約価格は四半期ごとで約93~98%上昇した。業界全体の売上高は同期間で81%増の970億ドルとなった。
CXMTは世界第4位のDRAMメーカーである。同社の目論見書によれば、2025年の世界DRAM市場シェアは7.67%だった。サムスン、SKハイニックス、マイクロンの3社が2026年第1四半期に約90%を支配していた。
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