スマートコントラクト・プラットフォームを提供するFantom(ファントム)創業者アンドレ・クロニエ氏が22日、暗号資産に寛容な銀行を創設するとの計画を明らかにした。
発端は、カーブ・ファイナンス開発者マイケル・エゴロフ氏がツイッターだった。デジタル金融サービスのレボリュートが同氏の資金源が暗号通貨であることを知り、同氏の口座を閉鎖。これを受け「レボリュートは暗号通貨に寛容ではない」とツイートした。
これに対してクロニエ氏は「カードが必要なのか、それとも支払いだけのインフラなのか?もし後者なら、私たちの非公開ベータ版に参加させてあげられる。もしカードが必要なら、2023年末までに利用可能になるだろう」と返信。銀行開設に向けて動いていることを明らかにした。
クロニエ氏のツイートを受け、スレッド上では「KYC(顧客確認)は必要か?」、「アメリカでは使用可能か?」などといった質問が飛び交った。これらの質問に対し、同氏は「銀行は標準ライセンスに基づいているためKYCは避けられないだろう。アメリカでの運営は法律的には可能。しかし、昨今のアメリカのスタンスを考慮すると、おそらく我々はアメリカ市民を受け入れられないだろう」と語り、アメリカでのビジネスの可能性を否定した。
なお、同社の計画中の銀行は23年内に開設の見込み。同氏はBeInCryptoの取材に対し、「このプロジェクトはまだ一般公開されていない」と語った。
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