金価格、2026年1月からの下落トレンドを突破

  • 金価格は2%上昇し$4,155となり、過去最高値から引かれた下降トレンドラインを上抜けた。
  • ボリンジャーバンドは、2025年8月以来の狭さとなっており、金価格が60%上昇する前と同水準だ。
  • $4,300~$4,400の抵抗帯は金曜発表の米雇用統計と重なり、利上げ確率は約64%となっている。
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金は水曜日に2%近く急騰し、4155ドルを記録した。この動きにより、2月の過去最高値5598ドル以来、すべての上昇を抑えてきた下降トレンドラインを突破した。

今回のブレイクアウトは重要な1週間に重なった。市場では9月の米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げの確率を63.6%と見ている。金曜日の米雇用統計(NFP)次第で、上昇が続くかどうかが左右される。

著名トレーダーのアッシュ・クリプト氏は、今回の急騰で金・銀の時価総額が8時間で約1兆ドル増加したと試算した。

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1年ぶりの最強ボリンジャースクイーズがついに発動

月曜日にバーチャートは、SPDRゴールド・シェアーズ(GLD)の日足チャートでボラティリティが極端に縮小していると指摘した。ボリンジャーバンド幅は15.43まで低下し、2025年8月以来の水準となった。

「金は巻き付くようにエネルギーを溜め、大きな動きを控えている。ボリンジャーバンドの幅が2025年8月以来最も狭く、当時はその後5か月で金価格が60%急騰した直前だった。」

バーチャートがXで投稿した。

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前回のボリンジャースクイーズは、5か月間続いた上昇につながり、2月の過去最高値でピークを迎えた。一方、今回の巻き付けは巨大な三角持ち合いの中で形成された。上側には修正相場のレジスタンス、下側には過去3年の上昇トレンドラインが控えていた。

金の日足チャート 出典: X
金の日足チャート 出典: X

ボリンジャースクイーズは強い値動きが近いことを示すが、上げ下げの方向までは示さない。過去にも同様の収縮が7月の弱気シグナルなど、下落前にも発生している。

今回の水曜日の急騰は、より前向きな8月の見通しと一致し、上方向に解消されている可能性を示唆する。

金価格予想、4300ドルが視野に

XAU/USD日足チャートは流れの変化を裏付ける。金価格は5598ドル高値から引いたトレンドラインを上抜けし、1年間続いた収縮局面の後、上側ボリンジャーバンドに到達。RSIは55で、上方向を示しつつ買われすぎ水準まで余地がある。

直近のレジスタンスは4300~4400ドル。その範囲には0.382フィボナッチ・リトレースメント水準である4333ドルが含まれ、現値から約4.3%上に位置する。

52週移動平均線が4312ドル付近にあり、上値の壁となる。JPモルガンが7月に第4四半期見通しを4500ドルに引き下げた後も、慎重な予想でもこの水準以上の余地が残る。

金の日足チャート 出典: Tradingview
金の日足チャート 出典: Tradingview

サポートは3900~4000ドルの需給帯にあり、0.5フィボナッチ水準の3942ドルも含む。7月以降、このエリアは2度買いが入り、ダブルボトムを形成した。

日足で3900ドルを割り込むと、強気構造は否定され、7月の売りシナリオが再燃する。

金曜日の雇用統計が引き続きリスク材料となる。ドイツ銀行は新規雇用者数6万5000人を予想。予想を上回る場合、FedWatchでの利上げ観測と金利上昇につながる可能性があり、30年債利回り5.2%超は金需要を抑制する要因となっている。

一方、トークン化された金も同様の動きをみせ、パックスゴールド(PAXG)は本稿執筆時点で4145ドルと、過去24時間で2.6%上昇した(BeInCryptoデータ)。

強気筋が4166ドル(7月22日高値)をサポート化すれば、雇用統計を前に4333ドルへの上昇余地が残る。トレンドライン抜けに失敗すれば、直前の持ち合いに逆戻りする展開となる。


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