ビットコイン価格は現在、過去最高値12万6000ドルから35%下落した水準で推移している。BTCが再び過去最高値を回復するのはいつか。
市場サイクルのパターンをもとに、著名アナリストのRoot氏は2027年6月までに達成すると予想する。同氏がこのタイムラインを算出した根拠は以下の通り。
サイクル履歴を見ると8カ月以内にビットコインが過去最高値へ
ビットコイン・ストラテジー・ニュースレターを執筆するRoot氏は、現在の回復局面を過去3回のサイクルと比較した。
歴史的に見て、ビットコインは底打ちから過去最高値の更新局面までに約2年を要してきた。
ただし、直近サイクルはそのパターンを崩した。スポットETFの承認により、BTCははるかに早い段階で新高値を記録した。
「ビットコインが過去サイクルと同様の回復軌道をたどる場合、これまでの2年ではなく、今度は遅くとも1年以内、つまり2027年6月ごろには新たな過去最高値到達が予想できる」
同氏のチャートによれば、2015年、2018年、2022年の各サイクルとも、平均しておよそ350日目に過去最高値の水準を突破している。
2018年のサイクルは最も早く、150日目前後で達成した。従って、Root氏は今後2カ月から6カ月ほどの期間にも新高値更新の可能性を示唆する。
今回のサイクルで小幅な上昇が求められる理由
現在の環境では、相場に求められる上昇幅も小さい。ビットコインは2025年10月の高値から2026年の最安値およそ6万ドルまで、約52%下落した。
一方で、過去3回の弱気相場ではBTC価格は77%から85%が失われた。それゆえ、今回は底値から約2倍の上昇で過去最高値の更新が見込める。
過去のサイクルでも同程度の上昇は、概ね1年以内に達成されてきた。このタイミングは他の半減期サイクルのシグナルとも整合する。
チャネル分析ではビットコイン過去最高値を17万ドルに想定
アナリストのPhilarekt氏は、より長期的な視点を示す。BTCは2021年以降、3週間足チャートで1本の上昇チャネル内を推移している。
同氏によれば、全ての底値と高値が前回より高い水準で形成されている。2026年の安値もチャネル下限で反発し、次の過去最高値はチャート上で17万ドル付近に位置づけられる。
注目すべきは、同氏の予想経路でも2027年中頃にBTCが一時的に12万6000ドルを上抜ける点だ。最終的なサイクルピークは2028年となり、Root氏のシナリオともおおむね一致する。
回復を遅らせる要因とは
いずれのモデルも、すでに底入れしていることが前提となる。バイナンスリサーチは、過去5回のうち4回で類似の反発局面が再び安値を試す状況にあったと指摘する。
リターンの縮小傾向も見逃せない。2021年から2025年のピーク間の上昇幅は約83%だったが、17万ドルまでの上昇で得られる利益は35%前後に留まる。さらに、それぞれのチャネル境界も2点のみで形成されている。
サイクルそのものに疑問を呈するアナリストもいる。ウィリー・ウー氏はビットコインが4年周期をやめ、より長期の伝統金融(TradFi)サイクルへ移行する可能性を指摘している。Root氏も金利上昇や景気サイクルへの影響を懸念材料とみる。
総合すると、各種データはBTCが2027年に12万6000ドルを回復し、本格的なサイクルピークは2028年になる可能性を示唆している。









