暗号資産(仮想通貨)イミュータブル(IMX)は21日に40%急騰し、8月初旬以来の高値となる0.74ドル台に達した。韓国大手取引所UpbitにおけるIMX/KRW(韓国ウォン)の取引ペアが世界のIMX取引量の約20%を占めており、同国投資家による積極的な買いが急騰の要因と見られる。
暗号通貨IMXは同日、国内取引所コインチェックに上場しており、日本居住のユーザーは日本円で購入できる。現在価格は前日10.3%減の0.6635ドル。コインチェック販売所では1IMXあたり104.69円。

暗号通貨イミュータブル(IMX)、売り圧に警戒
オンチェーン分析会社Lookonchainによると、21日午前10〜13時ごろの3時間でUpbitに1253万IMXが蓄積された。IMX価格は同13時にピークとなる0.74ドル台に達した。その後「0x2F77」から始まるウォレットに送金され、このウォレットは現在、2100万IMX(約1500万ドル)を保有する。
暗号通貨IMXの価格高騰に伴い、クジラ(大口投資家)による取引所ウォレットへの大量入金が多数観測されている。例えば、暗号資産の流動性プロバイダーGSRや香港Web3企業アニモカ・ブランズによるバイナンスへの入金が確認されている。クジラが資金を取引所に大量移動する行為は、その後の利確あるいは損切り目的の売却を示唆し、投資家の不安を煽る傾向がある。22日も引き続きクジラによるIMXトークンの資金移動が観測されており、売り圧に注意が必要だ。
暗号通貨イミュータブル(IMX)とは
暗号通貨イミュータブルは、NFTの流通に特化するイーサリアムのレイヤー2ソリューション「Immutable X」の基軸通貨。オーストラリアのWeb3企業Immutableが同ブロックチェーンの開発を手掛ける。イーサリアム・メインネットのセキュリティ能力を維持しながら、高い取引処理能力と低コストを備え、取引手数料(ガス代)なしでNFT取引などを行える点が特徴。NFTゲームやWeb3ゲームの開発基盤として活用されている。
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