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メタバースとNFTの関係性 | 国内外の実例も解説

14分
投稿者 Ikkan Kawade
編集 Ikkan Kawade

日産自動車のメタバース参入や、XANAとイオンの提携によるメタバースNFTコラボTシャツを販売など、日本国内でもメタバース関連の話題が増えてきています。日本は世界的にも有名なIPが多く、メタバース業界とも非常に相性が良いとされています。メタバースやNFT、暗号資産はWeb3の国家戦略としても注目されている分野です。

そこで本記事では、メタバースとNFTの関係性について触れながら、国内外のメタバースNFTの事例を紹介していきます。本記事を読むことで、メタバースとNFTがどのように関係しているのか、メタバースにおけるNFTの役割と重要性を理解できます。メタバースとNFTの関係性に興味がある人は、ぜひ最後までご覧ください。

メタバースとは?特徴

メタバースとは、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)などの技術を用いて構築された、現実世界とは別の仮想空間のことです。アバターと呼ばれる自分の分身を使って、まるでそこにいるかのような感覚で、様々な体験や活動を楽しむことができます。メタバースのビジネス活用事例として、以下のようなものがあります。

  • エンターテイメント業界:仮想コンサートやゲーム
  • 教育業界:仮想キャンパスでの学習体験
  • 医療業界:仮想現実での手術支援やリハビリ
  • 不動産業界:仮想空間での物件見学や購入
  • 金融業界:仮想空間での取引や投資

メタバースは将来的には、100兆円規模の巨大市場になると予測されています。

NFTとは?特徴

NFTは、デジタル資産に唯一無二の証明書を発行する技術。従来のデジタルデータは、簡単に複製や改ざんすることが可能でしたが、NFTを用いることで、所有権を明確に証明することができます。

例えば、デジタルアート作品にNFTを発行することで、その作品が本物であることを証明することができます。また、ゲームアイテムやチケットなどにNFTを発行することで、希少性や価値を高めることができます。NFTは、単なる投資的な目的に留まらず、様々な分野での活用が期待されています。

  • NFTの発行証:従来の発行証は、偽造や改ざんのリスクがありましたが、NFTを用いることで、より安全で信頼性の高い発行証を発行することが可能です
  • NFTのふるさと納税:NFTを用いることで、デジタルアート作品やバーチャル体験などのユニークな返礼品を提供することができます
  • NFT型のクラウドファンディングクリエイターが自分の作品をNFTとして発行し、ファンから資金を集める新しいクラウドファンディングの形。参加者は、NFTを購入することでプロジェクトを支援し、その代わりに独自の特典を得ることができます。日本国内ではCNPなどがが、NFTを使ったクラウドファンディングを行い注目を集めました

NFTは、まだ発展途上の技術ですが、今後は、不動産取引や医療記録などの管理、メタバース(仮想空間)上での経済活動にも、NFTが重要な役割を果たすことが予想されます。

メタバースとNFTの関係性

メタバース世界で発行されているアイテムや土地は、基本的にNFTである場合が多いです。理由としては、NFTが持つ所有権の証明機能が、メタバース世界における経済活動に欠かせない要素となるためです。

例えば、アバターの衣装やアクセサリー、バーチャル不動産などのNFTを所有することで、ユーザーはそれらを自由に売買したり、他のユーザーと交換したりすることができます。また、NFTは、希少性や価値を高める効果も持っているため、メタバース世界で希少性の高いNFTを所有することで、将来的な価値上昇にも期待できるのが特徴。

すでにNFTによって、メタバース世界には大きな経済圏が形成されており、メタバース上でNFTアートの販売や、バーチャル不動産の投資など、様々なビジネスが行われています。NFTを活用し、現実世界の資産と同様にデジタル資産を紐付けることが可能になり、メタバース世界での新たなビジネスチャンス巨大な経済圏が生まれつつあります。

将来的には、メタバース世界の中で生活することも可能になることも示唆されており、実際に世界中の大手企業はメタバース空間に土地を購入を進めています。

メタバースNFTの実例紹介

トム・ブレイディ NFT

メタバースNFTの実例を紹介します。

  • The Sandboxメタバースの土地NFT
  • Decentralandメタバースの土地NFT
  • Axie InfinityのアクシーNFT

メタバースNFTの実例紹介①:The Sandboxメタバースの土地NFT

The Sandbox(サンドボックス)は、プレイヤーがイーサリアムのブロックチェーン上でゲームコンテンツを構築・所有・収益化できるメタバースプラットフォームです。サンドボックスでは、プレイヤーは仮想世界上の土地「LAND」を所有し、これによってプラットフォームのメタバースにアクセスすることができます。LANDトークンは96×96メートルの区画の権利を持ち、組み合わせて拡張が可能。

LANDは「SAND」や「ETH」で購入可能であり、NFTマーケットプレイスOpenSeaなどのプラットフォームで取引されています。取得したLANDは、イーサリアムのブロックチェーンに表示される仮想世界の不動産であり、限られた数であるため希少価値が高く、今後のメタバース市場の需要ともに、価格の高騰されることが期待されています。

メタバースNFTの実例紹介②:Decentralandメタバースの土地NFT

Decentraland(ディセントラランド)は、イーサリアムのブロックチェーン上で動作するメタバースプラットフォーム。2015年にアリエル・メイリッヒ(Ariel Meilich)とエステバン・オルダノ(Esteban Ordano)によって創設され、過去数年間、注目すべきイベントが開催されてきました。

アクティブユーザー1千万人を祝うメタマスクパーティや、アリアナ・グランデ、トラヴィス・スコット、、ジャスティン・ビーバーなどの有名アーティストも、ディセントラランドでメタバースイベントを開催し、大きな成功を収めています。ディセントラランドにおける土地の所有権を表すNFT「LAND NFT」は、サンドボックスと同様に以下のことが可能になります。

  • LANDに建物を建設できる
  • LANDを他のユーザーに売買できる
  • LANDを賃貸できる
  • LAND上にイベントを開催できる

LAND NFTは、ディセントラランドにおける最も価値の高いNFTと言え、希少性の高いLAND NFTは、高値で売買されることも珍しくありません。

メタバースNFTの実例紹介③:Axie InfinityのアクシーNFT

Axie Infinity(アクシーインフィニティ)は、ポケモンやたまごっちデジタルペットなど、日本で人気のビデオゲームにインスパイアされたメタバースゲーム。NFTを使用して特定のキャラクター、土地区画、その他のゲーム内資産を表現します。

プレイヤーはアクシーNFTと呼ばれるモンスターを育て、バトルや繁殖を通して楽しみながら収益を得ることが可能。Axie Infinityでは、戦術的なゲーム攻略が必要になっており、プレイヤーは3体のAxiesを操りながらゲームを楽しみます。戦闘に勝利すると、報酬としてスムース・ラブ・ポーション(SLP)を受け取ることができ、ポケモンのようにアクシー(NFTペ)を進化させるためのトレード可能なトークンとなっています。

まとめ:NFTを活用することで、メタバースに経済圏が生まれる

本記事では、メタバースとNFTの関係性、そしてNFTがメタバースに与える影響について解説してきました。メタバースは、VRやAR技術を用いて構築された仮想空間で、NFTは、デジタル資産に唯一無二の証明書を発行する技術。

すでにNFTによって、メタバース世界には大きな経済圏が形成されており、ユーザーは、NFTを売買することで収益を得たり、仮想空間上でビジネスを展開したりすることが可能になっています。今後はメタバース上でNFTアートの販売や、バーチャル不動産の投資など、様々なビジネスが行われていくはずで、将来的には、メタバース世界はさらに発展していくことが予想されます。メタバースやNFTへの参入を考えている人は、ぜひ本記事を参考にしながらメタバースやNFTに触れてみてください。

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2020年よりBTC投資をはじめる。同時に、暗号資産ブログとSNSの運用を開始。DeFiでの資産運用・Play to Earnゲーム・国内NFTへの投資も積極的に行う。メタバースに深い関心があり、「メタバースへの移住」が目標。
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