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NFTマーケットプレイスおすすめ7選

19 mins

ヘッドライン

  • NFTは、アートやゲームだけでなく、音楽、ファッション、スポーツなど、さまざまな分野で活用されている
  • 今後、さらに多くの分野でNFTが活用されることで、市場規模は拡大していく可能性が高い
  • 各マーケットプレイスは新しい機能などを追加していくため、自分に合ったプラットフォームを選んでいくことが大切

2021〜22年にかけてNFT市場は大きく盛り上がりましたが、2023年の暗号資産の冬相場に伴い、NFT市場も取引量が低下していました。しかし2024年現在は市場が回復してきており、市場環境も大きく変化、新たなNFTマーケットプレイスやサービスが台頭しています。

そこで本記事では、おすすめのNFTマーケットプレイス7選を紹介します。 NFT投資を始めたい人や、最新のNFTマーケットプレイス情報を知りたい人は、本記事を最後までご覧ください。

NFTマーケットプレイス市場動向最新事情

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ブロックチェーン全体のNFT流通総額と購入者数

2024年4月現在、NFT市場全体の規模は推定4兆円を超え、2022年初頭から約10倍に成長しています。購入者数は推定2500万人を超え、2022年初頭から約5倍に増加しています。

NFT市場の推移

  • 2019年:NFT市場は黎明期、取引額は約2450万ドル
  • 2020年:NFT市場は徐々に成長、取引額は約8250万ドルに
  • 2021年:NFT市場は爆発的に成長、取引額は約176.9億ドル (約2兆円)
  • 2022年〜2024年:NFT市場はさらに成長し、取引額は推定4兆円

2024年に入り、CryptoPunkが1600万ドルで売却されるなど、NFT市場の関心が大きく回復しています。2022年の低迷期を経て、NFT市場全体は回復傾向にあり、今後は国内外でもNFT取引の活発化が予想されます。

NFT日次取引高:出所デューン

日本国内でもNFT関連のサービスやマーケットプレイスの誕生が増加しており、「Astar zkEVM Powered by Polygon」のメインネットローンチに際した「Yoki Origins」では、CASIO、JAL、JR九州などがNFTの提供を開始、数々の日本企業がWeb3プロジェクトに参入しています。

ブロックチェーン別のNFT流通総額と購入者数

ブロックチェーン流通総額購入者数主なマーケットプレイス
Ethereum約3兆円約2000万人OpenSea、Rarible
Solana約8000億円約500万人Magic Eden
Polygon約4000億円約300万人OpenSea

Ethereumチェーンは、NFT市場における最大シェアを誇るブロックチェーン。OpenSeaをはじめとする多くの主要なマーケットプレイスがEthereum上に構築されており、最も多くのNFTが流通しています。Solanaは、近年急速に成長しているブロックチェーンで、低手数料で高速な処理速度が特徴。ゲームやメタバース関連のNFTに多く利用されており、2024年3月現在、Solanaの時価総額は811億ドルに達し過去最高値に到達しています。

Polygonは、Ethereumと互換性を持つサイドチェーン。Ethereumの課題である手数料の高さや処理速度の遅さを解決しており、多くのNFTプロジェクトがPolygonに移行しています。

おすすめのNFTマーケットプレイス7選

NFT規制、非可菌トークン、著作権侵害、Yuga Labs

おすすめのNFTマーケットプレイス7選を紹介していきます。

  • OpenSea
  • Magic Eden
  • Rarible
  • SuperRare
  • Blur
  • X2Y2
  • tofuNFT

おすすめのNFTマーケットプレイス①:OpenSea

Open Seaは、世界最大級のNFTマーケットプレイス。Open Seaでは、クリエイターやアーティストが独自のNFTを発行し、オークション形式や固定価格で他のユーザーに販売、ユーザーはウェブブラウザ上でNFTを購入することができます。OpenSeaは、NFT市場の中心的存在として多くのユーザーやクリエイターに支持されており、クリエイターとコレクター・投資家が繋がるプラットフォームとして、暗号資産市場において重要な役割を果たしているマーケットプレイスです。

Open SeaではNFTの取引方法として、即決価格や期間限定のオークション、オファー受付などの、複数の売買選択肢があり、出品者は自分の希望に合わせた取引方法を選ぶことができ、購入者は、オファー申請で出品者と直接交渉することも可能です。

ユーザーフレンドリーなインターフェースを持っており、その使いやすさが特徴。直感的な操作でNFTの購入、販売を行うことができるため、多くのNFTユーザーから支持されています。また、日本語に対応しているため、日本国内のユーザーでも安心して利用できる点も特徴です。

おすすめのNFTマーケットプレイス②:Magic Eden

Magic Eden(マジックエデン)とは、Solanaブロックチェーンを基盤にしたNFTマーケットプレイス。Solanaのブロックチェーン上にあるNFTマーケットプレイスとしてスタートしましたが、2021年9月にイーサリアムにも対応し現在は、両方のネットワークのNFTを購入・販売することが可能になりました。コミュニティ投票により選出されたNFTコレクションを特集する「Launchpad」というサービスを提供しており、マジックエデンが長期的に成長するための重要な要素となっています。

また、最近では、NFT販売におけるクリエイターのロイヤリティ受益を優先することを目的としたYuga Labsとの提携を発表しました。OpenSeaロイヤリティ手数料の配分を撤廃していくことから、Magic Edenはクリエイターのロイヤリティを尊重することを義務付けた最初の主要なETHマーケットプレイスとなることを目指しています。

おすすめのNFTマーケットプレイス③:Rarible

Raribleは、イーサリアムブロックチェーン上で構築されたNFTマーケットプレイス。NFTマーケットプレイスで最も有名なのは「Open Sea」ですが、Raribleもその特徴から、近年ユーザー数を拡大させています。中央集権的な管理者を必要とせず、ユーザー主導で運営されており、また、独自トークン「RARI」も発行しています。プラットフォームのトークンである「RARI」を保有するユーザーは、プラットフォームのガバナンスに参加することができ、自律分散的に運営されています。

Raribleの最大の特徴は、誰でも簡単にNFTを作成(ミント)できることです。他のNFTマーケットプレイスでは、NFT発行に審査が必要な場合がありますが、Raribleでは審査なしでNFTを発行することができるため、ハードルが低くなり、容易にNFTを発行することができるようになりました。

おすすめのNFTマーケットプレイス④:Blur

Blurは、2022年10月にローンチしたNFTマーケットプレイス。Blurは、他のNFTマーケットプレイスで出品されているNFTを統合して、同プラットフォーム内で購入できるアグリゲーター機能や、複数のNFTを一括で購入・売却できる機能など、従来のNFTマーケットプレイスにはない特徴を持っています。

例えば、Blur上で「CryptoPunks」を検索すると、OpenSeaやRaribleで出品されているすべてのCryptoPunksを表示することができ、また、価格や売買状況を比較することもできるので、ユーザーは複数のサイトを巡回する必要がなく、効率的にNFTを探すことができるといった特徴があります。そのほか、複数のNFTを一括で購入・売却できる機能や、コレクション全体にオファーを出すBID機能、フロア価格以下のNFTを一括で買い取るSWEEP機能も提供しています。

おすすめのNFTマーケットプレイス⑤:X2Y2

X2Y2は、シンプルで使いやすいインターフェースが特徴なNFTマーケットプレイス。初心者にも好評で、日本語にも対応しているため、NFT取引に慣れていない人でも、安心して利用できます。

X2Y2では、NFTを担保としてETHを借りられるNFT ローン機能「X2Y2 Fi」が提供されています。この機能では、他の貸し手から ETH を借りて、NFT を担保として使用することができ、手元に資金がない場合でも、NFT を売却せずにETHを借りることが可能。貸し手の場合は、NFTの価値を維持しながら資金調達し、金利収入を得られる仕組みを提供しています。X2Y2は、今後も新たな機能追加が期待されるため、さらに使いやすいNFTマーケットプレイスになっていくでしょう。

おすすめのNFTマーケットプレイス⑥:tofuNFT

tofuNFTは、株式会社COINJINJAが運営する日本発のNFTマーケットプレイス。国内発で海外マーケットを対象としており、EVM系のチェーンでのNFTを扱うマルチチェーン対応の特異性のあるNFTマーケットプレイスです。日本発のNFTマーケットプレイスでは最大規模で、2022年4月、取引量が累計100億円に達しました。

tofuNFTは、EVM系のチェーンでのNFTを扱うマルチチェーン対応のNFTマーケットプレイス。具体的には、Binance Smart Chain (BSC)、Polygon、Arbitrum、Astarなど、30以上のEVM互換チェーンに対応しており、ほかのNFTマーケットプレイスにはない強みとなっています。さまざまなチェーンで発行されたNFTを、tofuNFT上で売買することができるため、幅広いNFTの購入ができます。現状は、世界最大規模のマルチチェーンNFTマーケットプレイスとなっています。

おすすめのNFTマーケットプレイス⑦:SuperRare

SuperRareは、2018年に誕生した高額なNFTを専門に扱うマーケットプレイス。単なる売買プラットフォームを超え、厳選された希少価値の高い作品と熱狂的なコレクターを繋ぐ、アートコミュニティとしての側面も持ち合わせています。

SuperRareの最大の特徴は、出品作品が厳格な審査を通過する必要がある点。SuperRareチームによる審査基準は公開されていませんが、作品の独自性、技術力、芸術性などが考慮されていると考えられており、この審査によって、粗製濫造された作品が排除され、真に価値の高い作品のみがマーケットプレイスに並ぶ仕組みになっています。

NFTマーケットプレイス利用時の注意点

Solana

NFTマーケットプレイスの注意点を解説します。

  • ハッキングやフィッシング詐欺
  • NFTの価格変動

NFTマーケットプレイス利用時の注意点①:ハッキングやフィッシング詐欺

NFTマーケットプレイスは、ブロックチェーン技術を利用していますが、それだけではハッキングやフィッシング詐欺に対し完全に安全とは言えません。

実際に、過去にはNFTマーケットプレイスやウォレットがハッキングされて大量のNFTや暗号資産が盗まれた事例もあります。また、不正なコピー偽造されたNFTに注意が必要です。購入する前に、アーティストやクリエイターの信頼性、正式なサイトからリンクを経由して購入する必要があります。

NFTマーケットプレイス利用時の注意点②:NFTの価格変動

NFTは、代替不可能なデジタル資産であるという特性上、他のアセットと比べて流動性が低いため、価格変動が激しくなりやすい傾向があります。NFT市場は、投機的な資金が流入しやすい市場であり、これが価格変動をさらに大きくしています。

加えてNFT市場は、まだ発展途上の市場であり、価格形成のメカニズムが確立されていないため、価格変動が大きくなりやすいです。市場の未成熟であるために、急激な価格変動に注意しましょう。

まとめ:NFTマーケットプレイス市場は今後も伸び続ける

NFTマーケットプレイス

おすすめのNFTマーケットプレイス7選を紹介してきました。このようにNFTマーケットプレイス市場は、今後も成長し続けることが予想されます。アートやゲームだけでなく、音楽、ファッション、スポーツなど、さまざまな分野で活用されていき、さらに多くの分野でNFTが活用されることで、市場規模はさらなる拡大が期待できます。

ユーザー数の増加とともに、取引のハブであるマーケットプレイスも成長していきますが、各マーケットプレイスは、独自の特徴を活かしながら、新しい機能なども追加されることでしょう。それぞれの特徴を理解し、自分に合ったプラットフォームを選んでいきましょう。

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Ikkan Kawade
2020年よりBTC投資をはじめる。同時に、暗号資産ブログとSNSの運用を開始。DeFiでの資産運用・Play to Earnゲーム・国内NFTへの投資も積極的に行う。メタバースに深い関心があり、「メタバースへの移住」が目標。
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