ストラテジー(旧マイクロストラテジー)とされるウォレットが、水曜日に再びビットコイン(BTC)1030枚(約6614万ドル相当)を移動した。オンチェーントラッカーのLookonchainがこの動静を報告した。
ストラテジーは売却について公表しておらず、今回の移動だけで売却を裏付けるものではない。それでも、このタイミングを受けて、同社のビットコイン準備金が減少しているのではないかとの疑念が再燃している。
マイクロストラテジー、先週の開示以降で売却観測強まる
こうした疑念にも根拠がある。ストラテジーは月曜日に先週ビットコイン1638枚を平均6万3957ドルで売却したことを開示している。
この売却によって約1億470万ドルを調達し、保有残高は84万2138枚(本稿執筆時点で約540億ドル相当)に減少した。Lookonchainはこれより前にもストラテジーが関連するアドレスから299.84枚が移動した動静を報告していた。
マイケル・セイラー会長は今回の売却が「信念の変更」ではなく、企業の資本管理だと説明してきた。
「『ビットコインは絶対に売るな』というのは、貯蓄者へのメッセージだ。私は自分のビットコインを売ったことはない。サトシ1単位たりともだ。ストラテジーは公開企業であり、私自身のウォレットではない…」と同氏は述べた。
同社は1枚あたり平均7万5419ドルという取得コストを下回る価格でコインを売却した。これは優先配当やSTRC株の自社株買いのためである。これらの義務は第2四半期だけで4億70万ドルにのぼった。
MARA、ビットコイン6000枚をTwo Primeへ移動
一方で、ビットコインマイナーのMARAは、この日5時間以内に6000枚(約3億8460万ドル相当)をTwo Primeへと移動させた。
「この移動だけで売却を示すものではなく、資産管理が目的の場合もある」とLookonchainは指摘した。
この見方にも一定の根拠がある。MARAはTwo Primeに出資しており、同社の戦略にビットコインを配分している。
ただし、MARAは3月にも15133枚を売却し、10億ドルの転換社債を償還している。現在も3万6303枚(約23億4000万ドル相当)を保有している。
ストラテジーの次回の週次開示で、水曜日の移動が売却だったのか、保管の変更だったのかが明らかになる見通し。
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