ブルームバーグの分析により、予測市場における多くのトレーダーが、それも大幅な損失を出していることが明らかとなった。
2025年1月以降、Polymarketのアカウントのうち少なくとも1000ドルの損失を記録したものが10万件以上に上った。これは、同程度の利益を記録したウォレットのほぼ2倍の数である。
ブルームバーグ調査で明らかに Polymarket副業ブームの夢、崩れる
報告によれば、利益の大部分は自動売買ボットとみられるごく一部のアカウントに集約した。2025年初頭以降にプラットフォーム上で稼働したおよそ200万のウォレットのうち、約半数は10ドル未満の損益にとどまった。
このことは、多くのユーザーがこの新しい投機形態を試していたことを示唆する。しかし、カジュアル層を含め、大多数は最終的に損失で終わっていた。
一方、トロント大学、HECモントリオール、ESSECビジネススクールの研究者らがPolymarketのデータを分析した。論文は240万ユーザーと670億ドルの取引量を対象とした。
調査では、2022年以降の損失者が68.8%に上った。一方、上位1%のトレーダーが全体利益の76.5%を取得。さらに、上位0.1%だけでプラットフォームの利益の半分超を独占した。
「損失を出すユーザーは、勝つユーザーよりも極端な価格帯(10セント未満または90セント超)で頻繁に取引を行う。損失側下位95%のユーザーは全取引の56%をこの価格帯で実施。一方、上位0.1%の稼ぎ手は28%にとどまる」と、論文は指摘。「この結果をスキル(あるいは情報)の証明と解釈するには注意が必要。金融市場でパフォーマンスを評価する一般的な手法がないためだ」とした。
ブルームバーグはまた、ボット的なウォレットがPolymarket取引量の約5%を担い、そのうち823の高頻度アカウントがそれぞれ10万ドル超の利益を上げていたと報告した。
「これら高頻度アカウント全体では1億3100万ドルの利益となったが、その大半は823のユーザーに集中。対してアクティブでないトレーダーたちは、損益をすべて合算すると、ほぼ同額の損失を被った」と報告は伝えた。
一方、サンディエゴ大学のジョシュア・デラ・ヴェドヴァ教授は、小口トレーダーの方がボットよりも正解に多く投票していたと指摘する。しかし、同氏らは参入が遅く、価格が不利だったため、結局損失を計上した。
BeInCryptoは、本件についてPolymarketに取材を申し込んでおり、回答があり次第、記事を更新する予定。
YouTubeチャンネルで専門家や記者によるインサイトを配信中





