レディット株は木曜日の時間外取引で11%上昇した。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスがレディットのS&P500採用を正式発表したため。
レディットは、メタに続くベンチマーク指数2社目の純粋ソーシャルメディア銘柄となる。
レディットのインデックス採用、その数字
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは 発表で、イークイティ・レジデンシャルによるアバロンベイ・コミュニティーズの買収完了後、2026年8月18日の取引開始前にレディット(RDDT)がS&P500でアバロンベイ・コミュニティーズに代わって採用されるとした。
この発表後、レディット株は時間外取引で153.12ドルの終値から175.38ドルに上昇。約11%の上昇となった(TradingViewデータ)。
S&P500に連動するインデックスファンドは、今後レディット株を組み入れる必要がある。この機械的な買い需要が、事業面で新しい動きがなくとも株価急騰の要因となる。
同じ 発表では、バンコ・サンタンデールによるウェブスター・ファイナンシャルの買収完了を受け、サン・コミュニティーズが8月20日付でS&Pミッドキャップ400に採用され、ウェブスター・ファイナンシャルと入れ替わることも示された。
レディットが加わることで、S&P500の純ソーシャルプラットフォームはメタとあわせ2社になる。ピンタレストとスナップも上場は早かったが、時価総額が基準に届かず未採用。ツイッターはイーロン・マスク氏の買収・Xへのリブランド後に指数から外れた。
決算反応の荒波の後の急騰
この上昇は、レディットの第2四半期決算が投資家の判断を分けてから3週間も経たずに起きた。同社は8期連続で60%以上の売上成長を記録したが、スティーブ・ハフマンCEOがグーグル依存への懸念を示したことで、一時売られた。
「今四半期は検索流入が不安定で、四半期後半にはトラフィックの変動が大きかった」
スティーブ・ハフマンCEOが投資家向け書簡で説明
ハフマンCEOは、グーグルの「ジェミニ」搭載生成AIによるサーチオーバービュー機能の拡大が、検索結果ページ内で直接回答を提示するため、レディットのようなサイトへの流入減につながったとの見解を示した。この課題はレディットだけに限らない。AI生成の検索要約は多くのパブリッシャーや暗号資産プロジェクトのネット上での可視化競争の構図を変えつつある。
S&P500採用は、この構造的課題を解決するものではない。ただし、AIトラフィック論争と無関係な新たな買い手層が生じる。インデックスファンドが義務的に保有するためだ。
レディットは従来は周縁的存在だったネット企業として、S&P採用でメインストリームの投資家からの正統性を獲得する企業群に加わることになる。コインベースも2025年に指数入りを果たしており、ストラテジーは規模が十分ながら未達成となっている。
インデックス買いが落ち着いた後、レディットの検索流入リスクが再び意識されるかは、8月18日に向けた今後の焦点となる。









