ロビンフッド、従業員1割削減も採用継続を表明

  • ロビンフッドは組織構造を平坦化するため、全従業員の10%を削減する。
  • CEOのブラッド・テネフ氏は、今回の削減を事業基盤の強さを生かした先手の対応と述べた。
  • 退職する社員には退職金を支給し、同社は引き続き優秀な人材の採用を進めている。
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ロビンフッド(HOOD)は、約290人の人員削減を進める方針を示した。これは全正社員のおよそ1割に相当する。ブラッド・テネフCEOが組織構造のフラット化と高度人材の密度向上を推進するための対応。

同社は、株式やオプション、予測市場で6月に過去最高の取引高を記録したことを挙げ、今回の削減は強い立場からの先行的措置と位置付けている。

ロビンフッドが今、人員削減に踏み切る理由

ロビンフッドの正社員数は12月31日時点で約2900人だった。今回の削減は約290人に影響する。同社は約2000万ドル退職手当や保障費用を計上する見通し。

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さらに、約800万ドルの株式報酬費用も発生する見込み。いずれも第2四半期に計上予定。

テネフCEOは、財務的な圧力ではなく、強い立場からの決断であると説明した。

「ロビンフッドの事業は、かつてないほど堅調である。しかし当社のミッションを大規模に実現するためには、階層化した組織運営に頼ることはできない。全ての個人が大きな影響を与えることができる、スリムで高い集中力を持つチームでなければならない」と同CEOは述べた

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ロビンフッドの第1四半期決算では、純収益が前年比15%増の10億7000万ドルだった。最終利益は3億4600万ドルで、1株あたり0.38ドルとなった。調整後EBITDAは14%増の5億3400万ドル。ただし、営業費用は18%増の6億5600万ドルとなった。

解雇後も、ロビンフッドは最先端技術の活用や優秀な人材の採用を続ける方針。「Lean & Disciplined(効率と規律)」「High Performance(高度な成果)」という価値観を掲げている。

「財務基盤が強いため、この変革を先回り的に実施する。目的は人材密度の最大化と、絶対的に高いパフォーマンス基準、顧客への卓越したコミットメントに支えられた企業文化の実現だ。この移行により、最も優秀な人材がさらなる成長と大きな責任を担う機会がいっそう広がる」とテネフCEOは補足した。

ロビンフッドは、2026年の暗号資産関連企業に相次ぐ人員削減の流れに加わる形。Dune Analyticsは5月に25%の人員削減を実施。ジェミナイも今年、通年の損失が5億8500万ドルに拡大する中で、約3割の人員を削減している。

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