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2026年、AIによる米国の雇用削減が2025年を既に上回る

  • 5月にAIが要因となり、米国で3万8,579件の人員削減が発生した。これは月間として過去最多の水準だ。
  • テクノロジー分野は、5月の全レイオフのうち40%を占め、前回の7%から大幅に増加した。
  • フィンテック企業や銀行などが人員削減の理由にAIを挙げている。
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人工知能(AI)が5月の米国雇用削減で3万8579件に達し、2023年の統計開始以降で月間最多を記録した。AIが他の要因を上回って解雇理由1位となるのは3カ月連続。

AIは5月に発表された全解雇の40%を占めた。企業は職務の自動化とAIを中心とした再編を加速している。

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AIが米国の解雇理由で主要因に

この統計は、Challenger, Gray & Christmasがまとめた。同社の最新レポートによると、AIの月間解雇割合は1月の7%から4月は26%、5月には40%に拡大した。

年累計では、AIが要因とされた削減は8万7714件で、2026年全体の22%に達している。これはすでに、2025年を通じたAI関連の削減5万4836件を上回る水準。

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AI主導の雇用削減
AI主導の雇用削減 出典: Challenger, Gray & Christmas

同社の最高収入責任者アンディ・チャレンジャー氏は、企業がAIを活用した再編に動いていると指摘した。

「AIは、かつて一部で騒がれた“雇用破壊”にはまだ至っていない。表計算ソフトやメールと同様、この技術も最終的には従業員の生産性を高めるものとなる。しかし、当社のデータは、企業が既にAIを活用し、他のどの理由よりも多くの削減要因としている現状を示している。“AIが労働市場を変えるかどうか”が問いではなくなっている」と同氏は語った。

銀行とフィンテックもAI再編に追随

この動きはビッグテック以外にも拡大している。フィンテック企業は5月に5731件の削減を発表し、ほとんどでAIを主因に挙げた。

銀行も同様の論理で再編を進めている。スタンダードチャータードは自動化推進に伴い、2030年までにバックオフィス職7800人削減を計画している。

全体の5月の削減数は9万7006件。2020年以来5月としては最大で、3カ月連続の増加となった。業種別ではITが3万8242件で首位。本年も最大の削減規模となった。

2026年これまでに企業が発表した雇用削減は39万7755件と、前年同期の69万6309件から43%減少。前年は連邦職員の大規模削減が全体を押し上げ、記録的な数値となった。

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