ザッカーバーグ氏、超知能は全員に届けるべきと主張

  • ザッカーバーグ氏は、スーパーインテリジェンスは一部の企業や政府ではなく、すべての人に行き渡るべきだと述べた。
  • メタは、パラメーター数300億のローカルモデル「Muse Glimmer」の重みを公開した。
  • メタは2026年にAIインフラへ最大1,450億ドルを投じる計画だ。
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マーク・ザッカーバーグCEOは月曜日、メタのスーパーインテリジェンス構想を示した。同氏は、この技術は一部の企業や政府だけでなく、すべての人々が利用できるべきだと主張した。

メタ創業者のザッカーバーグCEOは、オープンソースモデルこそがその担保であると位置付けた。すべてのユーザーが無料または低価格でパーソナルAIエージェントにアクセスできるよう約束した。

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なぜメタのスーパーインテリジェンス計画はオープンソースに依拠するのか

同氏の主張は、権限の集中に対する警鐘から始まる。ごく一部のプレーヤーに力が集まれば、その成果はごく少数の利益にしかならないという。したがって、メタは技術を広く分散させたい考え。

その柱となるのがオープンソースである。ザッカーバーグCEOは、オープンソースは中央集権化への防波堤であり、同時にセキュリティの面でも利点があると指摘した。多くのレビュワーによって欠陥がより多く発見されると説明する。

「オープンソースは人々に力を与え、中央集権化を防ぐためのポジティブで重要な原動力である」

メタのザッカーバーグCEO(自らが公開した書簡より)

同日、メタはこの主張を裏付けた。ローカルエージェントのタスク向けに調整された300億パラメータのモデル「Muse Glimmer」の重みを公開した。条件はApache 2.0で、ファイルはHugging Faceで入手できる。

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ハードウェア要件も控えめである。量子化済みモデルは20GB未満で、一般的なグラフィックカード1枚で動作する。ザッカーバーグCEOは、Metaが初の有料APIを公開した翌月に、「Muse Spark 1.2」の重みも公開すると約束した。

この主張には消費者への約束も含まれる。ザッカーバーグCEOは、ユーザー一人ひとりを深く知るアシスタントの提供を最初のコミットメントに掲げた。

「誰もが、自分や自分の目標、関心事すべてを理解する、極めて優れたパーソナルエージェントを持てるようになる」

さらに、創造的なツールや、博士号レベルの知識を持つ個人指導機能も盛り込まれる。無料プランやオークション方式の価格設定によってコストをカバーする方針。

「自動化」よりも「創造性」が、メタのスーパーインテリジェンス計画の軸となる。ザッカーバーグCEOは、AIは人材を置き換えるスピードではなく、向上させるスピードこそ重視すべきだと否定。個人エージェント活用によって少人数のチームでも大企業を運営できるようになると見通す。

OpenAIも4月に権力集中の警鐘を鳴らし、同様の結論に至った。両者はその危険性では一致するものの、「鍵を握るべき者」については意見が異なる。

暗号資産業界は「分散化」の主張に馴染みがある

メタのスーパーインテリジェンスは、すでに同様の約束が語られてきた市場に参入することになる。暗号資産プロジェクトは何年も前から、企業支配を是正するものとして分散型AIネットワークを前面に打ち出してきた。資産運用会社も現在はこれを本格的に追跡している。

グレイスケールは6月にこの見解を示した。同社は、貢献者に機械学習作業の対価を支払うネットワーク「ビットテンソル(TAO)」を主要な投資先に挙げた。このため、トークン市場ではメタを「協力者」でなく「競合」とみなす声が強い。

コスト面がこの議論を複雑にする。メタは2026年の設備投資見込みを1250億ドルから1450億ドルとガイダンス。AI投資が第2四半期の利益率を圧迫している。同社はまた、140億ドル規模のテキサス州データセンター事業にも参画した。

これほどの予算を確保できる競合はほとんどいない。実際には、オープンウェイトであっても、その運用基盤は大企業が所有している。AIナショナリズムの批判者からも、国家による支配について同様の指摘がなされている。

ザッカーバーグCEOは、モデル公開時の安全基準についてメタの独立取締役会が承認すると述べた。さらに、各段階の訓練チェックポイントの査察を政府に求める考え。外部研究者にどこまでアクセスが認められるかが、メタのスーパーインテリジェンス構想の価値を左右する。


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