米サークル、ポルカドット上でネイティブ版USDCをローンチ

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ヘッドライン

  • 米フィンテック企業サークルは19日、ポルカドット版USDCをローンチした
  • ポルカドットは、異なるブロックチェーン同士の相互運用を目指すブロックチェーン・プロジェクト
  • ネイティブ版USDCは現在、14のブロックチェーン上で展開しており、10月にはPolygon PoSにも対応する予定
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米フィンテック企業サークルは19日、運営を手動する米ドル連動型ステーブルコイン「USDコイン(USDC)」について、ポルカドット(DOT)上でローンチした。ポルカドットのエコシステム上で暗号資産(仮想通貨)を発行・管理・転送するために設計された共通パラチェーンPolkadot Asset Hub上で発行される。

ポルカドットは、異なるブロックチェーン同士の相互運用性(インターオペラビリティ)向上を実現するブロックチェーン・プロジェクト。ネットワークの中核部分に相当する「リレーチェーン(ポルカドット)」と、それに接続される独立した個々のブロックチェーンに相当する「パラチェーン」から構成される。なお、ポルカドット版USDCは、パラチェーン間の通信フォーマットXCMを経由して転送可能で、開発者およびユーザーは即時利用できる。

XCMとは:
XCM(cross-consensus messaging format)はパラチェーン間で暗号通貨NFTスマートコントラクトなどの通信を可能にするための通信フォーマット。2022年5月にポルカドットのメインネットに導入された。

ネイティブ版USDC、14のブロックチェーンに対応

サークル社は8月、それまでUSDCの事業パートナーであった米暗号資産取引所コインベースとの間で、運営体制の変更に合意していた。この時点でUSDCは9種類のブロックチェーンにネイティブ対応してたが、9月から10月にかけてネイティブ版USDCをさらに6つのブロックチェーンでローンチする計画を発表。

9月に入りベース(Base)、ノーブル(Noble:コスモスエコシステム)、ニアプロトコル(NEAR)、オプティミズム(OP)、ポルカドットでネイティブ版USDCをローンチしており、10月にはPolygon PoS(ポリゴン)へ対応する予定。

サークル社は、クロスチェーン転送プロトコル(CCTP)についても対応ネットワークを拡大する予定。CCTPは、USDCを転送元のブロックチェーン上でバーン(焼却)し、転送先のブロックチェーン上でミント(新規発行)する転送プロトコル。従来の方式と比べ、より安全にUSDCを他のブロックチェーンへ転送できる。CCTPが現時点でサポートするブロックチェーンは、イーサリアム(ETH)、アバランチ(AVAX)、アービトラム(ARB)。

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Shunsuke Saito
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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