チェーンリンク(LINK)のウォレット基盤がイーサリアム(ETH)上で拡大を続ける一方、価格は依然として市場の逆風に直面している。
サンティメントの新たなデータによると、その数は過去最高の90万件に達した。新規統合が相次いでいることから、成長は偶発的ではないと見られる。
チェーンリンク導入拡大、価格は伸び悩み
この数値はイーサリアム上のLINK残高保有ウォレット数として過去最高となる。過去1か月間に2万件超が新たに追加された。サンティメントのデータによれば、追加は価格の急騰を伴わずに発生している。
「こうしたホルダー増加は通常、長期的な信頼感の表れといえる」とサンティメントは指摘した。
この動向は注目に値する。LINKは約7.9ドルで推移し、過去1年で約49%下落、2021年ピークからは約85%下回る状況。センチメントは依然として弱いが、ウォレット基盤は縮小せず拡大を続けている。
「LINKのホルダー基盤が軟調な市場環境下で増加しているのは強いシグナルといえる。価格には引き続き市場全体の勢いが必要かもしれないが、採用は確実に前進している」とサンティメントは付け加えた。
Aave、CCIP依存を強化
サンティメントは、チェーンリンクがDeFi、トークン化資産、データフィード、クロスチェーン決済など、市場インフラとして役割を拡大していることが成長の要因であると分析した。また、機関投資家によるトークン化やクロスチェーン・インターオペラビリティ・プロトコル(CCIP)の採用、資本市場との統合も広がっているという。
最近では、Aave(AAVE)がチェーンリンクのCCIPを選定し、ボールトのリバランスや入金、モバイルアプリ内の送金などに活用している。
チェーンリンクはこうした最近の採用事例の1つにすぎない。直近のアップデートによれば、同プロトコル標準の統合が4つのサービス・4チェーンで新たに8件行われ、Commertize、Mantle、Poppie Finance、YuzuMoneyなどが利用者に名を連ねている。
CCIPは現在35チェーンに対応し、76個のクロスチェーントークンに対応。プロトコル上のトークン化資産価値は過去30日間で36.5%増加し、7月14日時点で3億3021万ドルに到達した(RWA.xyz データ)。
こうしたギャップが現状を象徴している。導入シグナルは拡大を示すが価格は反発せず。今後数四半期で、本格的な利用拡大がトークン価格上昇へとつながるかが試される。
公式YouTubeチャンネル登録はこちら 各界リーダーやジャーナリストによる専門インサイトを配信









