イーサリアムMEV界「Jaredfromsubway」脱談 1500万ドル流出

  • ジャレッド氏は、盗まれた資金の返還について48時間以内の50%ホワイトハット取引を提示した。
  • 期限内にイーサが返還されなければ、法的措置を取ると警告した。
  • この不正アクセスは、2026年6月に発生した20件超の暗号資産ハッキング急増の一環だ。
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イーサリアム最大級のMEVボット運用者であるJaredfromsubway.ethが、1500万ドルのハニーポット型不正流出に対する対応をエスカレートさせ、攻撃者に対し盗まれたETHの半分の返還を条件に50%のホワイトハット報奨を48時間以内の返還で提供すると申し出た。

Jared氏は、X(旧Twitter)で沈黙を破り、数週間にわたる偽トークン契約と偽造流動性プールを用いた準備行為が今回の攻撃につながったと主張した。詳細なメカニズムはすでに解説済みである。

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逆ハニーポットがイーサリアム最大のMEVボットを標的に

Jaredfromsubway.ethは、X上で投稿し、今回の事件を「逆ハニーポット」と表現、攻撃者が数週間かけて罠を仕掛けたことを明かした。自身が標的にされるという皮肉を認めつつも、引き続きMEVの王者であると強調した。

この損失は、一時は数千万ドル規模の収益を上げていた同氏にとって大きい。しかし、今回の出来事によって運用をやめる意向はないことを示唆している。

Jaredfromsubway氏が返還提案、50%ホワイトハット報奨と48時間期限

Jared氏は攻撃者に直接呼びかけ、これまでの報奨金による回収策から、時間制限付きの条件に切り替えた。盗まれた資金の半分を返還すれば、残り半分は攻撃者が保持しても良いとし、それを2日以内に行うよう求めた。

この最後通告により事態は一気に緊迫した。ただし、法的手続きに頼らず、水面下で静かに解決する余地も残している。

2026年6月、暗号資産市場で過去最悪級のセキュリティ被害増加

Jaredfromsubway氏の不正流出は、より広範な攻撃急増の一端である。今月だけで20件以上の攻撃が暗号資産ネットワーク全体で発生し、ブリッジや廃止済みボールト、自動取引システムが標的になった。今月初頭のThetanutsのボールト不正流出は、廃止されたDeFi契約が運用終了後も攻撃対象として残り続けていることを浮き彫りにした。

さらに、全体的な市況がリスクを高めている。レバレッジが2021年水準に戻り、ロックされた価値も減少する中、自動化システムはミスの許容範囲が狭い状況。準備に時間をかける攻撃者は、MEVインフラが過度なエクスポージャーを抱えていることを突いている。

今回の不正流出、2026年のイーサリアムにさらなる重圧

この事件は、イーサリアム全体にとっても厳しい時期に重なった。イーサリアム財団で今年2人目の共同執行取締役が辞任し、1月以降ですでに8人以上の幹部が去っている。元コントリビューターは、中核開発が< a href="https://jp.beincrypto.com/tom-lee-ethereum-funding-crisis/" target="_blank" rel="noopener">3000万ドル規模の資金不足に陥る可能性を数カ月以内に警告したが、投資家トム・リー氏はこれを過剰な懸念として一蹴している。

大型MEV不正流出のようなセキュリティ事故は、イーサリアムのインフラに対する監視を強める要因になる。統治体制がもともと揺らいでいる局面での出来事であり、ネットワークは2026年下半期に複数のストレス要因に直面して推移している状況である。


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