キオクシア株、国内2位を4倍上回る急騰 成功か、それとも危機か

  • キオクシアは1年間で2,000%上昇し、国内2位の銘柄を約4倍上回った。
  • この半導体メーカーは本日も9%下落し、ここ数週間の激しい変動が続いている。
  • アナリストの評価は、キオクシアに対し14件の「買い」と1件の「売り」に分かれている。
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キオクシアホールディングスは過去1年で2000%上昇し、日本の次点となる上昇銘柄の約4倍のパフォーマンスとなった。同社の株価は本日、約9%下落しており、投資家の間で成功か失敗かの見方が分かれている。

キオクシア(285A)は東京証券取引所で他銘柄を大きく引き離す。年初来2位のAIMECHATECは同期間で540.30%の上昇。

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AI需要を起点に生まれた高騰、業績見通しで試される展開

キオクシアの株価高騰の背景にはAI関連の設備投資がある。スマートフォンやサーバーに使われるNAND型フラッシュメモリーを求め、データセンターが需要を拡大。2025年にかけて価格と利益が急騰した。今年に入り、同社株価は500%以上上昇し、短期間ながら時価総額で日本最大の上場企業となった。

キオクシアは過去1年で大きく乱高下した。
キオクシアは過去1年で大きく乱高下した。 出典:Trading View

その勢いは7月下旬に崩れた。キオクシアは2025年3月期上期の営業利益を3兆1600億円(197億ドル)と予想。この数字は前四半期の1兆2700億円から今四半期1兆8900億円となり、市場予想を下回る見通しとなった。あわせて、株式3分割と8000億円の自社株買いも発表し、株主層の拡大を狙った。

株価はすでに、6月の高値11万2700円から65%下落していた。AI関連株全体の売りがセクター全体を圧迫し、中国のNANDメーカーが増産を進めたことで価格決定力への懸念も強まった。

ウォール街の評価は依然割れる

直近の9%下落は、緩やかな下げではなく激しい値動きの中で起きている。5日間で40%以上上昇した後、急反転した。

アナリストの評価も割れる。14社が買いを推奨する一方、1社は売りを勧めており、平均目標株価は100%以上の上昇余地を示す。大和証券、UBS、ゴールドマン・サックスは今週も買い推奨を継続したが、バーンスタインは売りの評価を据え置いた。

売上高・利益ともに前年同期比で高い成長を維持している。最大の焦点はタイミング。堅調なAIメモリーサイクルの一時的な調整なのか、価格決定力の低下が始まったのか。次回決算でより明確に浮かび上がる見通し。


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