BONK DAOは6日、悪意あるガバナンス提案を悪用した攻撃により、トレジャリーから約2000万ドル相当のBONKが流出したと明らかにした。流出資金の一部はすでに暗号資産取引所へ移動しており、同DAOはソラナ財団や取引所、法執行機関と連携して資産回収を進めている。これを受け、BONKは一時10%超下落した。
BONK DAO、2000万ドル規模のガバナンス攻撃を確認
BONK DAOは、ガバナンス攻撃によりトレジャリーから約2000万ドル相当のBONKトークンが流出したことを認めた。
Xで最新ニュースをリアルタイムでチェック
プロジェクトの公式発表によると、攻撃者は悪意あるガバナンス提案を通過させ、トレジャリーの資金を自身の管理するウォレットへ送金できるようにしたという。BONKは、ガバナンス提案実行前に投票権を集めるため利用された取引所のウォレットをすでに特定している。
現在、チームは取引所やソラナ財団、ブリッジ、法執行機関と連携し、流出資産の追跡と回収の可能性を探っている。
攻撃の仕組み
ブロックチェーン調査員の暫定的なオンチェーン分析によると、攻撃者は約400万ドル相当のBONKを購入し、ガバナンス提案に必要な投票権を確保したとみられる。
BONK DAOのガバナンスシステム(ソラナのRealmsプラットフォーム)で提案が承認されると、DAOトレジャリーから推定2000万ドル分の送金が可能となった。
スマートコントラクトの脆弱性を突く攻撃とは異なり、今回の事件はガバナンス攻撃であり、トークン保有数による投票で正当に見せかけた上で、悪意あるトレジャリー移転が承認されたかたちだ。
「要するに、流出者は約400万ドル分のBONKを使い、DAOの2100万ドル分を持ち出すことに賛成票を投じた」と専門家は指摘した。
また、盗まれたBONKの一部はすでに暗号資産取引所へ送金が始まっており、攻撃者が保有分の換金を試みる可能性が懸念されている。
今後のBONKの動向
調査は継続しており、BONKは資産回収に取り組んでいると表明している。
今回の事案はDAOガバナンスの安全性、特にタイムロックやマルチシグ承認、トレジャリー執行遅延といった資金流出防止の仕組みの重要性について、業界で再び議論が高まる見通し。
投資家は今後の資産回収の進展や取引所の対応、BONKがトレジャリー保護強化のためにガバナンス改革を行うかなどに注目する展開となる。









