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海外の暗号資産(仮想通貨)取引所のメリット・デメリットと注意点

16分
投稿者 Ikkan Kawade
編集 Shigeki Mori

ヘッドライン

  • 海外の暗号通貨取引所を利用することで、国内では取引できない通貨への投資や、レバレッジ取引によ利益の狙いなどのメリットがある
  • その一方で、セキュリティリスクや法規制の違い、日本語対応の不備などのデメリットにも注意が必要
  • メリット・デメリットと注意点をよく理解しつつ、自分の目的に合わせて利用することが大切


暗号資産(仮想通貨)の取引を行う際には、国内の取引所を利用するのが一般的ですが、海外の暗号通貨取引所には、国内の取引所には見られないメリットもあります。

そこで本記事では、海外の暗号資産取引所のメリット・デメリットと注意点について解説します。本記事を読むことで、海外取引所のメリットやデメリットを理解できるようになるはずです。海外の暗号通貨取引所を利用することに興味がある人は、ぜひ最後までご覧ください。

海外の暗号資産(仮想通貨)取引所5選

海外の暗号通貨取引所を紹介します。

  • Bybit
  • KuCoin
  • Kraken
  • Gate.io
  • FXGT.com

海外の暗号通貨取引所①:Bybit

Bybit(バイビット)は、2018年に設立されたシンガポールに本社を置く暗号通貨取引所で、バイナンスと並ぶ世界最大級の取引所の1つ。ビットコインイーサリアム、そのほか主要通貨などに加え、先物取引やパーペチュアル取引など、多彩な取引オプションが利用可能、幅広い取引ツールを揃えています。

独自のリワードやプロモーションシステム、独特なサービス展開にも力を入れており、ユーザーからの高い評価を受けているのも特徴です。今後も需要の増加に伴い、取り扱う暗号通貨の拡大、幅広いサービス展開が期待されています。

海外の暗号通貨取引所②:KuCoin

KuCoin(クーコイン)は、2017年にシンガポールで設立された海外の暗号通貨取引所です。現在では、世界200以上の国と地域で1800万人以上のユーザーが利用しており、世界最大級の取引所の1つとなっています。

KuCoinでは、取引手数料が安く設定されており、取引量に応じて手数料が割引されるため、頻繁に取引を行うユーザーにとってはメリットがある特徴をもっています。

海外の暗号通貨取引所③:Kraken

Krakenは、ビットコインイーサリアムなどのさまざまな暗号資産の売買や取引を可能にする、有名な取引プラットフォームです。2011年にジェシー・ポールとタン・ルーによって設立され、ブルームバーグ・ターミナルに上場された最初のビットコイン取引所の1つとなりました。

カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、米国の暗号資産業界で重要な役割を果たしています。また近年は、グローバルなユーザー層に対応するためにサービスを拡大し、取引可能な暗号資産の幅広いラインナップに加えて、高度な取引機能やツールを提供しています。

海外の暗号資産(仮想通貨)取引所④:FXGT.com

FXGT.comは、2019年にセーシェルで設立された取引所で、セーシェル金融庁(FSA)の認可を受けており、日本語にも対応しているため、日本人でも安心して利用できます。最大1000倍のレバレッジを提供しており、これは、海外取引所の中でもトップクラスのレバレッジ率となっています。

テクニカル分析に役立つチャートツールや、自動売買システムなどの取引ツールを提供しています。初心者から上級者まで、さまざまなニーズに対応した取引環境が整っています。

海外の暗号通貨取引所⑤:Gate.io

Gate.ioは、2013年に設立された香港の暗号通貨取引所。取引量は世界第2位(2023年12月時点)を誇っており、世界中で1000万人以上のユーザーに利用されています。ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな通貨から、マイナーな通貨まで、1400種類以上の暗号通貨を取り扱っているため、トレーダーにもおすすめです。

Gate.ioの取引手数料は、maker(売り注文)が0.1%~0.2%で、taker(買い注文)が0.1%~0.25%です。これは、他の海外取引所と比較しても安い水準と言えます。

海外の暗号通貨取引所を利用するメリット

海外の暗号通貨取引所を利用するメリットを解説します。

  • 取扱銘柄の豊富さ
  • レバレッジを利用できる
  • 手数料が安い

海外の暗号通貨取引所のメリット①:取扱銘柄の豊富さ

国内の暗号通貨取引所では、ビットコインやイーサリアムなどの主要銘柄に加え、十数種類程度の暗号通貨を取り扱っているところが多いのに対し、海外取引所では、数百種類から1000種類以上の暗号通貨を取り扱っているところも少なくありません。

そのため、海外の暗号通貨取引所を利用することで、まだ国内では上場されていない通貨への投資が可能になっており、海外取引所を使う主たる理由になっています。

海外の暗号通貨取引所のメリット②:レバレッジを利用できる

国内取引所では、レバレッジ取引が禁止されているところが多いのに対し、海外取引所では、レバレッジ取引が可能なところが多くあります。

レバレッジ取引とは、少ない資金で大きな取引を行うことができる仕組み。レバレッジ取引を利用することで、少ない資金で大きな利益を狙うことができるため、暗号通貨投資の中でも人気の高い投資方法です。

ただし、レバレッジ取引はリスクも高くなるため、利用する際には注意が必要です。

海外の暗号通貨取引所のメリット③:手数料が安い

取引手数料やスプレット手数料が比較的高めに設定されている国内取引所に比べて、海外取引所では、取引手数料が安く設定されている場合も多いです。

海外の暗号通貨取引所を利用することで、取引コストを抑えることができるので、そういった理由から海外取引所を使う人も多いです。

海外の暗号通貨取引所を利用するデメリット

海外の仮想通貨取引所を利用するデメリットについて解説します。

  • セキュリティリスク
  • 法規制の違い
  • 日本語対応・サポートの不備

海外の暗号通貨取引所のデメリット①:セキュリティリスク

海外取引所では、国内取引所と比べてセキュリティ対策が不十分なところもあるため、ハッキングなどの被害に遭うリスクもあります。実際に、過去には海外の暗号通貨取引所がハッキング被害に遭い、大量の暗号通貨が盗まれた事例もあります。

海外の暗号通貨取引所を利用する際には、セキュリティ対策がしっかりしているかを事前に確認しておくことも大切です。

海外の暗号通貨取引所のデメリット②:法規制の違い

海外の暗号通貨取引所は、各国の法規制の対象となるため、国内取引所と異なるルールや制限がある場合があります。

例えば、日本では、暗号通貨取引所に対して、顧客の本人確認や取引記録の保存などの義務が課されている一方、海外取引所では、これらの義務が課されていない取引所もあります。海外取引所を利用を検討する際には、利用先の国の法規制を把握しておきましょう。

海外の暗号通貨取引所のデメリット③:日本語対応・サポートの不備

日本語対応が不十分なところもある点も、海外取引所の中のデメリットです。そのため、利用に際して不便を感じる可能性があります。取引画面やサポートが日本語に対応していない場合や、そのほかのサポートは日本語に対応していないことも多いため、海外の暗通通貨取引所を利用する際には、上記のデメリットをよく理解した上で、検討するようにしましょう。

海外の暗号通貨取引所を利用する際の注意点

海外の暗号通貨取引所を利用する際の注意点を解説します。

  • 詐欺やハッキングの被害がある
  • 法規制のちがい
  • 金融庁からの注意の可能性

海外暗号通貨取引所の注意点①:詐欺やハッキングの被害がある

海外の暗号通貨取引所の中には、セキュリティ対策が不十分なところもあるため、利用前にセキュリティ対策がしっかりしているかを確認する必要があります。海外の暗号通貨取引所を利用する場合、以下の点に注意しましょう。

  • 取引所のセキュリティ対策がしっかりしているかを確認する
  • 取引所の評判や口コミを調べる
  • 少額から始めるなど、リスクを抑える

取引所のセキュリティ対策や運営状況をよく確認し、リスクの大きい取引は避けましょう。

海外暗号通貨取引所の注意点②:法規制のちがい

海外の取引所は、日本の法律で認可されていない場合が多く、日本の金融庁から警告を受けている取引所も存在します。

日本で事業を行うためには、金融庁に申請し、事業者登録を受ける必要がありますが、事業者登録されていない取引所は、資金決済法に違反している可能性があり、利用者保護の仕組みが不十分な場合もあるため、注意が必要であるといえるでしょう。

海外暗号通貨取引所の注意点③:金融庁からの注意の可能性

金融庁は、無登録の海外取引所に対して警告を発出し、日本人投資家には無闇に利用しないよう呼びかけています。海外取引所を利用する際には、金融庁の公式サイトで最新の情報を確認し、無登録業者の利用は避けるのがオススメです。

まとめ:海外の暗号通貨取引所は、目的に応じて利用しよう

本記事では、海外の仮想通貨取引所のメリット・デメリットと注意点について解説しました。海外の暗号通貨取引所を利用することで、国内では取引できない通貨への投資や、レバレッジ取引によ利益の狙いなどのメリットがあります。しかしその一方で、セキュリティリスクや法規制の違い、日本語対応の不備などのデメリットにも注意が必要です。

海外の暗号通貨取引所を利用を検討する際には、本記事で解説したメリット・デメリットと注意点をよく理解し、目的に合わせて利用するようにしましょう。

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2020年よりBTC投資をはじめる。同時に、暗号資産ブログとSNSの運用を開始。DeFiでの資産運用・Play to Earnゲーム・国内NFTへの投資も積極的に行う。メタバースに深い関心があり、「メタバースへの移住」が目標。
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