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OFAC、FBI最重要指名手配者とベネズエラ犯罪組織関連の7ウォレットを制裁

  • OFACは、FBIに指名手配されている「プロメテウス」を、トレン・デ・アラグアによるATMジャックポット詐欺を理由に制裁対象とした。
  • 米財務省によると、この組織は盗まれたATM現金を暗号資産などを通じて資金洗浄した。
  • TRMラボによると、制裁対象となっている7つのトロンアドレスが2022年以降に約610万ドルを受け取った。
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米財務省外国資産管理局(OFAC)は水曜日、闇ATMジャックポット犯罪に関与したとされるトレン・デ・アラグア(TdA)に関連した10のターゲットに制裁を科した。

このネットワークは、暗号資産などを通じて盗んだ現金を洗浄していた疑いがある。制裁対象リストには、FBIの指名手配犯で首謀者“プロメテウス”とその関係者が保有する7つの暗号資産アドレスも含まれている。

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トレン・デ・アラグアのATMジャックポット手口の概要

TdAはベネズエラ発祥であり、国務省は2025年2月に同団体を外国テロ組織に指定した。米財務省によると、それ以降、ATM詐欺が同組織の主要な資金源となっている。

ジャックポット攻撃ではマルウェアを使い、口座から引き落とさずにATMから現金を排出させる。ネブラスカ州の裁判所の訴状では、このマルウェアの名称は「Ploutus」とされ、各犯行後に自動消去される設計だった。

米財務省は、プロメテウスことアニバル・アレクサンダー・カネロン・アギレを、同マルウェアの開発者と断定している。同氏はFBIの最重要指名手配犯リストに掲載されており、ネブラスカ州連邦裁判所で起訴されている。

米国で報告されたATMジャックポット詐欺による損失額は、2025年8月時点で4073万ドルに達した。この数字は1500件以上の事案に及ぶ。

OFACは別途、違法な金採掘にも関与するTdA幹部のフアン・ガブリエル・リバス・ヌニェスにも制裁を科した。

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制裁対象ウォレットと広範な資金洗浄ネットワークの関係

TRMラボによると、7つのアドレスはいずれも中央集権型取引所に開設された入金用口座である。2022年3月以降で合計約610万ドルが入金されたが、TRMは全額がジャックポット犯罪と直結するとは限らないと指摘する。

これらアドレスからは、TdA関連の他ウォレットにも資金が送金された。さらに、それらのウォレットは、米当局がホルヘ・フィゲイラと関連付けるネットワーク宛てに、約3500万ドルを動かしていた。ベネズエラ国籍のフィゲイラは、約10億ドルのマネーロンダリング容疑で訴追されているが、有罪判決は下されていない。

一方、チェイナリシス社は、これらウォレットの取引相手がコロンビアおよびメキシコのカルテルが利用する資金洗浄ネットワークとも関係していたと明らかにした。チェイナリシスのシニア・インテリジェンス・アナリスト、ケイトリン・マーティン氏がそのパターンを説明する。

「オンチェーンのインサイトによれば、犯罪組織は資金洗浄のために共通基盤を活用している」 とマーティン氏は述べている。

チェイナリシスは、こうしたネットワークがステーブルコインへの依存度が高いとも指摘する。テザー社は、今回新たに制裁を受けたアドレスに関連する複数ウォレットのテザー(USDT)残高を過去に凍結している。

今回の制裁は大統領令13224号に基づくため、該当指定者に対して故意に大規模取引を行った外国金融機関も、二次的制裁の対象となり得る。一方、TRMは7つのアドレスが開設されている取引所が利用者特定を行える可能性を指摘した。

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