米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)は7日、24年の暗号資産市場の予測レポートを公開した。暗号資産の包括的な分野における見解が示された。
同社は24年に米国の景気後退の中、初の現物ビットコインETFが導入され、24億ドル以上が流入しビットコイン価格を支えると予想。ビットコインの4回目の半減期では、市場の混乱が最小限に留まり、半減期前後にはビットコイン価格は4万8000ドル以上に上昇する見込みとした。低コストマイナーには利益が期待され、24年第4四半期にはビットコイン価格が10万ドルに達するが到達すると予想した。これは英大手銀のスタンダートチャート銀と同様の見解だ。
イーサリアムは24年にビットコインを上回らないが、テクノロジー株を上回る成績が期待されるとした。EIP-4844実装後、イーサリアムのレイヤー2がEVM(イーサリアム仮想マシン)互換プロトコルのTVLと取引量の大部分を占めると予想される。
NFT市場は活動が史上最高値に回復し、依然としてイーサリアムがリード、ビットコインがOrdinalsプロトコルを通じて勢いを増すとした。ETHからBTCへのNFT発行比率は3:1に変化すると予測した。
暗号資産取引所のセクターでは、バイナンスが現物取引の第1位の地位を失う見込みで、OKX、バイビット、コインベース、ビットゲットなどの競合他社がリーダーシップを争うと示唆。コインベースの先物市場の日次取引量は10億ドルを超える可能性があるとした。
ステーブルコイン市場は市場時価総額が史上最高200億ドルを超える見通しで、USDCが市場シェアを逆転するとした。これには新興レイヤー2チェーンの機関投資家による採用が一因する。
ソラナは時価総額3位の暗号通貨になる
分散型取引所(DEX)は現物取引市場シェアで史上最高値に達する見込みで、ソラナ(SOL)などの高速ブロックチェーンと自動取引を可能にするウォレットによって促進されるという。同社はさらに。ソラナは市場時価総額、TVL、ユーザー数でトップ3のブロックチェーンになると予測。オラクルPythを使用してチェーンリンク(LINK)のTVS(資産の総価値)を上回り、分散型金融(DeFi)のTVLが急増し、ソラナのETFへの関心が高まるとした。同社は10月にもソラナの強気の価格予測を公表しており、30年には3200ドルに到達するとしていた。
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