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草コインとは? おすすめ銘柄7選

27 mins
更新 Shota Oba

ヘッドライン

  • 草コインとは、市場規模が比較的小さく、ボラティリティが高い暗号資産のことを指します。
  • 草コインの購入方法としては、国内外の取引所を利用することが一般的です。まず、取引所にアカウントを作成し、本人確認を行った上で、日本円や他の暗号資産を入金し、草コインを購入します。
  • 草コインを購入するタイミングを見極めるためには、アルトコインシーズンインデックスやMVRV zスコアなどの市場指標を活用することが重要です。

草コイン」とは、市場規模が小さく、価格変動が激しいアルトコインの通称です。大きな利益を得る可能性がある一方で、高いリスクも伴います。本記事では、草コインの特徴やメリット・リスクを解説し、投資における注意点や購入タイミングについて詳しく紹介します。また、草コインを購入する際に役立つ具体的な手順やおすすめの銘柄も取り上げ、初心者にもわかりやすく解説します。

草コインとは?

アルトコイン・シーズン

草コインとは、市場規模が比較的大きくなく、ボラティリティが高い暗号資産の通称です。アルトコインの通称です。特に知名度が低く、時価総額や流動性が大きくないコインを指します。草コインにはビットコインやイーサリアムにはない特徴があり、送金スピードが速く、送金手数料が無料、匿名性が高いものも多いのが特徴です。市場ではあまり目立たないものの、注目を集めた際には大きな価格上昇が見込まれることがあり、反対に注目を集めなければ価格が低迷し続けることもあります。

草コインは市場ではリスクが高い反面、短期間で大幅な値上がりが期待できることから、ハイリスク・ハイリターンな投資対象として知られています。しかし、詐欺目的の「スキャムコイン」が含まれる場合もあるため、慎重な投資判断が必要です。

なお、草コインに明確な定義や線引きはなく、時価総額や知名度の低さを基準に個々の投資家が判断する傾向があります。

草コインおすすめ比較一覧表

銘柄時価総額ランキング国内取扱い
スイ(SUI)29位取り扱いあり
ファイルコイン(FIL)46位取り扱いあり
チェーンリンク(LINK)18位取り扱いあり
ソラナ(SOL)5位取り扱いあり
アバランチ(AVAX)13位取り扱いあり
レンダーコイン(RNDR)44位取り扱いあり
トンコイン(TON)10位取り扱いあり

日本で買える草コインのおすすめ銘柄7選

おすすめ草コイン①:スイ(SUI)

スイ(SUI)は、次世代インターネット「Web3」の基盤として期待される、高速で低コストなLayer 1ブロックチェーンです。Sui NetworkはパーミッションレスでdAppsを広くサポートし、独自のプログラミング言語「Sui Move」を使用して、1秒あたり最大120,000件のトランザクション処理を可能にします。また、Delegated Proof-of-Stake(DPoS)コンセンサス機構により、安全かつ効率的に運用されます。SUIはガス代やステーキングに使用され、最大供給量は100億枚。2023年にMetaの元幹部が設立したMysten Labsによって開発されました。

当社ニュース部門の最高責任者アリ・マーチン氏は24年9月、スイのチャートが21年の急騰前のソラナに類似しており、価格が上昇する可能性があると示唆しました。実際、同月グレースケールでの投資信託の取扱いが開始され、注目が集まりました。市場では「ソラナキラー」として暗号資産市場で飛躍するとの期待の声もあります。スイは日本の取引所ではOKCoinJapanBinance Japanで購入できます。

関連記事:仮想通貨SUIはどこで買える?:初心者向け買い方ガイド

おすすめ草コイン②:ファイルコイン(FIL)

ファイルコイン(FIL)は、ブロックチェーン技術を活用してデータを安全かつ効率的に保存する、分散型ストレージネットワークを提供するプロジェクトです。このネットワークでは、ユーザーがストレージ容量を提供し、その報酬としてFILトークンを受け取る仕組みになっています。これにより、データの信頼性とアクセス性が向上し、従来の中央集権型ストレージシステムに代わる新たな選択肢として注目を集めています。ファイルコインは、IPFS(InterPlanetary File System)技術を基盤に構築されており、コンテンツアドレス方式を利用してデータを保存します。これにより、特定のデバイスやクラウドサーバーに依存せず、永続的にデータを参照できるため、データの冗長性と信頼性が向上します。日本国内では、IPFS技術が法務省の地図XMLアダプトプロジェクトに採用されるなど、実用的な活用が進んでいます。

暗号資産業界の著名アナリストとしても知られるアーサー・ヘイズ氏は24年2月、中期的にAI関連の需要増加がファイルコインの価格を100ドルに押し上げる可能性があると予測しています。暗号資産市場では、AIの成長に伴い、ファイルコインのような分散型データストレージサービスの必要性が高まると指摘しています。FILは国内ではOKcoinJapanGMOコインで購入可能です。

関連記事:暗号資産(仮想通貨)ファイルコイン(FIL)の特徴や将来性について徹底解説

チェーンリンク(LINK)は、スマートコントラクトと外部データをつなぐ分散型オラクルネットワークで、ブロックチェーンエコシステムにおいて重要な役割を果たしています。特に、クロスチェーン相互運用プロトコル(CCIP)により、異なるブロックチェーン間でのデータと価値の転送を可能にし、DeFiやNFT、ゲームなどの分野で新たな可能性を提供しています。チェーンリンクは、リアルタイムデータをスマートコントラクトに安全に提供することで、外部データへのアクセスを実現します。

チェーンリンクの共同創設者セルゲイ・ナザロフ氏は、トークン化された現実世界資産(RWA)が、機関投資家の関心と伝統的金融(TradFi)との統合により、2027年までに暗号資産の価値を超えると予測しています。トークン化セクターとチェーンリンクは密接に関わっており、需要増加に伴い価格上昇の可能性も期待されています。2023年8月には、SWIFTが主要金融機関とともに、チェーンリンクのCCIPを使ってトークン化された資産の転送実験を行い、複数の銀行機関がチェーンリンクに関心を示しています。LINKはコインチェックを含む多くの取引所で購入可能です。

関連記事:暗号資産チェーンリンク(LINK)とは?仕組みや特徴についてわかりやすく解説

おすすめ草コイン④:ソラナ(SOL)

ソラナ(SOL)は、2017年にアナトリー・ヤコヴェンコ氏によって設立されたレイヤー1ブロックチェーンプラットフォームで、高速かつ低コストのトランザクション処理が特徴です。独自のプルーフ・オブ・ヒストリー(PoH)メカニズムにより、秒間数千件のトランザクションを処理し、スケーラビリティ問題を解決しています。また、タワーBFTプロトコルにより通信オーバーヘッドを削減し、高速なコンセンサスと高いセキュリティを実現。2024年には、投資家の49.3%の関心を集める最も人気のエコシステムとなり、Visaとの提携DePINプロジェクトへの参加なども注目されています。

シナリオ別ソラナ価格予測:ヴァンエック

米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)は23年にソラナの強気の価格予測を公表しており、2030年までにSOLが強気シナリオで3200ドルに到達すると明かしていました。また24年9月時点で米国においてソラナETF(上場投資信託)の申請を、VanEck21Sharesが行なっており、米国証券取引委員会(SEC)の審査を受けています。ソラナETFが承認されれば、シカゴ・オプション取引所(CBOE)などの証券取引所でソラナETFを購入できるようになる予定です。なお、SECの決定期限は2025年3月中旬となっています。ETFの動向もソラナの価格に寄与するでしょう。SOLはOkcoinJapanやGMOコイン、DMM Bitcoinなどで購入可能です。

関連記事:暗号資産ソラナ(SOL)の特徴や将来性について解説

おすすめ草コイン⑤:アバランチ(AVAX)

アバランチ(AVAX)は、2020年にAva Labs社がローンチしたブロックチェーンプラットフォームで、共同設立者はビットコイン(BTC)の開発にも携わったエミン・ガン・サイラー氏です。アバランチは、独自の「アバランチコンセンサス」アルゴリズムを採用しており、高速で低コストな取引処理が可能です。これにより、ビットコインやイーサリアムが抱えるスケーラビリティの課題を克服し、投資家から大きな注目を集めています。

AVAXの最高値AVAXの最安値
2023年$31.04$13.58
2024年$69.51$25.83
2025年$127.18$55.53
2026年$164.96$102.27
2027年$247.44$153.41
2028年$556.74$345.18
2029年$751.60$586.25
2030年$1065.69$831.23
2031年$1598.53$991.08
2032年$1918.24$1496.22
2033年$2205.97$1720.65
2034年$2757.47$2150.82
2035年$4136.20$3226.23

BeInCryptoの予測モデルによると、2024年のAVAX価格予測は非常に強気です。短期的な分析では、2024年の次の到達目標は69.51ドルと予測されています。さらに、最安値は25.83ドルまで下落する可能性があります。2030年までの中長期予測では、AVAXは最大で1065.69ドルに達し、非常に強気な見通しが示されています。アバランチは多角的な事業転換をおこなっており、2024年には、コナミデジタルエンタテインメントがNFTソリューション「Resella」をアバランチサブネットで構築し、日本円での決済に対応するシステムを導入しました。また、Alipayは東南アジア向けのWeb3対応クーポンプログラムを、韓国のネクソンはRPGゲーム「メイプルストーリー・ユニバース」のオンチェーンバージョンをそれぞれアバランチサブネットで展開。さらに、米CitiとJPモルガンは、プライベートエクイティファンドやファンドの募集・償還に関する概念実証を実施し、アバランチの金融分野での可能性を探っています。AVAXは各種国内取引所で購入可能です。

おすすめ草コイン⑥:レンダーコイン(RNDR)

レンダートークン(RNDR)は、分散型レンダリングネットワーク「Render Network」で使用されるトークンで、3Dレンダリングを経済的かつ効率的に行うことを目指しています。このネットワークは、GPUの計算能力を必要とするユーザーと、アイドル状態のGPUを持つユーザーを結びつけ、安価に高品質なレンダリングを提供します。RNDRトークンは、レンダリングサービスの支払い手段として機能し、GPUオーナーは計算処理を提供することで報酬としてRNDRを受け取ります。

2023年、Render Networkは大きな成長を遂げ、第4四半期に特に重要な進展が見られました。ラスベガスの「Sphere」プロジェクトで高解像度映像のレンダリングを担当し、AppleのAR/VRデバイス「Vision Pro」向けにも高品質な3Dレンダリングを提供しました。また、この期間には3,026,317フレームがレンダリングされ、前期比で29%増加、RNDRトークンの使用量も95%増加し、ネットワークの利用が大幅に拡大しました。BeInCryptoのRNDR価格予測によれば、2025年末までにRNDRの価格予測は62.80ドルになるとされています。

おすすめ草コイン⑦:トンコイン(TON)

TON(The Open Network)は、テレグラムによって開発された分散型レイヤー1ブロックチェーンプラットフォームで、大量のアプリケーションとトランザクションを処理できる高性能な設計が特徴です。パヴェル・ドゥーロフ氏率いるテレグラムが、メッセージングサービスと統合された安全でスケーラブルなブロックチェーンを目指して2018年にホワイトペーパーを公開し、注目を集めましたが、SECの介入で2020年にプロジェクトは停止されました。その後、開発者コミュニティによって「Free TON」として再スタートし、現在は「The Open Network」として進化を遂げています。同コインのエコシステムには24年注目を集めたノットコインなどが含まれており、時価総額もトップ10に位置していることから期待がされています、トンコインは日本のビットポイントに上場しておりOkCoinJapanでも取り扱いをしています。

関連記事:暗号資産トンコイン(TON)の特徴や将来性について解説

草コインは億り人を生み出せる?

結論から言えば、草コインを含む暗号資産はこれまで何度も億り人を生み出してきたため、不可能ではありません。特に、ドージコインやぺぺコインといったミームコインを含む多くの草コインで、大きな利益を得た投資家が現れています。草コインは価格変動が激しく、短期間で何倍にも価格が上昇することがあるため、うまくタイミングを掴めば大きなリターンが期待できます。しかし、その分リスクも非常に高く、大きな損失を被る可能性もあるため、慎重な判断が求められます。

関連記事:ミームコインのブーム到来か|ぺぺコイン(PEPE)で億万長者続出

草コインのリスクとメリット

ビットコイン、サムライウォレットフォーク、アシガル

メリット

  • 大きな利益の可能性: 短期間で何倍もの価格上昇が起こることがあり、億り人になる可能性も十分にあります。初期段階での投資が成功すれば、極めて高いリターンが期待できます。
  • 新技術やプロジェクトに早期参入できる: 草コインは多くの場合、まだ認知度の低いプロジェクトで、将来的に大きな成長が見込まれる場合もあります。
  • 価格が安い: 草コインは一般的に価格が安いため、少額の投資でも多くのコインを保有することが可能です。

リスク

  • 価格変動が激しい: 草コインは市場の流動性が低く、価格の上下が激しいため、短期間で大きな損失を出すリスクがあります。
  • 詐欺のリスク: スキャム(詐欺)コインも存在し、プロジェクトが突然消滅することがあります。
  • プロジェクトの失敗リスク: 草コインの多くは未成熟なプロジェクトであり、失敗する可能性が高いです。

草コインを購入する方法:取引所と手順

海外取引所(例:Bybit )

  1. アカウントの作成
  2. XRPの購入と送金
    • 国内取引所(例:コインチェック、ビットバンク)でXRPを購入する。
    • 購入したXRPをバイビットのウォレットに送金する。
  3. RWA銘柄の購入
    • バイビットの取引画面で、XRP/USDTの取引ペアを選択。
    • 成行注文または指値注文で草コインを購入する。

日本の取引所(例:コインチェック、ビットバンク)

  1. アカウントの作成
    • コインチェックやビットバンクの公式サイトでアカウントを作成し、本人確認(KYC)を完了させる。
  2. 日本円の入金
    • 銀行振込やクレジットカードで取引所のウォレットに日本円を入金する。
  3. 草コインの購入
    • 取引画面で、JPYの取引ペアを選択。
    • 成行注文または指値注文で草コインを購入する。

草コインを買うタイミング

Altcoin Season Index:Block Chain Center

草コインを効果的に購入するためには、市場全体の状況や指標をしっかりと把握することが重要です。まず、アルトコインシーズンインデックスとアルトコインドミナンスを観察し、アルトコインシーズンを見極めることが大切です。ビットコインドミナンスが低下し、アルトコインの市場規模が拡大する局面は、アルトコインへの資金流入が高まるタイミングであり、草コインの価格も上昇しやすい傾向があります。このタイミングは、投資に適した時期を判断するための重要な指標となります。

MVRV Z-Score:Bitcoin Magazine Pro

次に、MVRV zスコア(時価総額と実現時価総額の比率)を参照し、ビットコインの半減期後の価格上昇の流れを理解することが重要です。ビットコイン半減期の後、価格が上昇する傾向があり、それに伴いアルトコイン市場にも好影響が及びます。ただし、草コインはボラティリティが高いため、なるべく価格が下落した局面で購入することがリスクを抑えるポイントです。

また、アルトコインへの資金流入の流れを理解することも、草コインの購入タイミングを見極める助けとなります。ビットコインから資金がアルトコインへと移動する際、特に時価総額の大きいアルトコインに資金が流れた後、その流れが草コインに及ぶことが多いです。このような市場の流れを意識することで、草コインの投資タイミングをより精度高く判断できます。

よくある質問

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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